【夕刊】2026-08-03 東京市場まとめ|日経平均・ドル円・金
本日の東京市場サマリー
週明け3日の東京株式市場で、日経平均株価は3営業日ぶりに反落しました。前週末の急伸に対する利益確定の売りが先行したことに加え、日米両政府による為替協調介入の思惑から、外国為替市場で一時1ドル=155円台前半まで急速に円高が進行したことが大きな重石となりました。取引時間中には一時1,600円を超える下げ幅を記録したものの、売り一巡後は好調な国内企業決算などを背景に押し目買いが入り、引けにかけては下げ幅を縮める底堅い動きとなりました。
日経平均の値動き
週明けの日経平均株価は大幅な値動きを伴う一日となりました。値動きの詳細は以下の通りです。
| 項目 | 値(円) |
|---|---|
| 始値 | 63,834.949 |
| 高値 | 63,905.121 |
| 安値 | 62,703.469 |
| 終値 | 63,754.898 |
前週末の大幅な上昇による反動に加え、為替市場での急激な円高ドル安進行が逆風となり、日経平均は前営業日比527.07円安の63,834.949円と売り先行でスタートしました。 自動車や電機などの輸出セクターに対する業績懸念から売りが膨らみ、午前中には下げ幅を急拡大して一時安値の62,703.469円まで押し込まれる場面がありました。しかしその後は、好業績銘柄に対する押し目買いや割安感に着目した自律反発期待の買いが下値を支えました。取引終了間際には高値63,905.121円まで買い戻されるなど急速に復調し、終値は前週末比607.12円安の63,754.898円で取引を終了しています。
ドル円・金の動き
為替市場と商品先物市場の動向は以下の通りです。
外国為替市場(USD/JPY)
- 始値:157.4
- 高値:157.886
- 安値:155.215
- 直近:156.787
ドル円相場は、日米の協調介入を巡る報道や金融政策への思惑を背景に、極めて神経質な展開となりました。高値157.886円から一時安値155.215円まで一気に3円近く円高方向へ急進する場面があり、国内の輸出関連株を揺さぶる要因となりました。しかし、急激な動きが一服した後は落ち着きを取り戻し、直近では156.787円近辺まで値を戻して推移しています。
金先物市場(COMEX・ドル建て)
- 始値:4135.2
- 高値:4145.5
- 安値:4102.7
- 直近:4118.4
ドル建ての金先物価格は、地政学的リスクへの警戒感などが下支えするものの、ドルの急激な乱高下に翻弄される展開となりました。高値4,145.5ドルまで買われた後にドルの底堅さに押されて安値4,102.7ドルまで売り込まれるなど、レンジ内での変動が続いています。足元では直近4,118.4ドル近辺での取引となっており、金利動向を見極めようとする市場心理から上値の重い推移が意識されています。
今晩〜明日の注目ニュース
重要度の目安:●●● 相場全体●●○ 一部の市場●○○ 参考
今晩から明日以降にかけて市場参加者が注視している、主な経済指標や企業の予定は以下の通りです。
重要度 中
① 米国:7月ISM製造業景気指数(3日夜発表)
米国の製造業購買担当者を対象に実施される、景況感を示す代表的な先行指標です。
- 一般的に意識されやすい影響: 指数が好不況の分岐点である「50」を安定して上回るようであれば、米国経済の堅調さが再確認され、米国株の上昇やドル買い(円安ドル高)要因として意識されやすくなります。一方で想定を大きく下振れた場合、急激な景気減速への警戒から米国の早期利下げ期待が高まり、ドル売り(円高ドル安)が強まる可能性があります。
重要度 中
② 米国:6月JOLTS求人件数(4日夜発表)
米国の労働市場における労働需給の引き締まり具合を示すデータで、週末に控える米雇用統計の行方を占う重要な指標の一つです。
- 一般的に意識されやすい影響: 求人件数が予想以上に高水準を維持した場合、雇用の強さに伴うインフレ圧力の長期化が意識され、米長期金利の上昇やドル高要因になり得ます。逆に顕著な減少が示されれば、労働需給の緩和による早期利下げが意識され、米金利低下やドル安方向へ作用しやすいと考えられます。
重要度 中
③ 米主要企業の第2四半期決算(3日〜4日夜発表)
3日にPalantir Technologies(パランティア・テクノロジーズ)、4日にAdvanced Micro Devices(AMD)やCaterpillar(キャタピラー)といった有力企業の業績発表が予定されています。
- 一般的に意識されやすい影響: 特にAI・半導体関連の決算内容や今後の見通し(ガイダンス)が堅調であれば、前週末から一時的に持ち直しているハイテク株買いの動きを後押しし、翌日の東京市場でも関連銘柄に追い風となる可能性があります。しかし、期待に届かない結果や保守的な見通しが示された場合は、グロース株全般への売り圧力が再び東京市場に波及する懸念が生じるため、その動向が注視されています。