【夕刊】2026-08-06 東京市場まとめ|日経平均・ドル円・金
本日の東京市場サマリー
本日の東京株式市場は、前日の米国市場でナスダック総合指数が下落した流れを引き継ぎ、半導体関連銘柄などを中心に売りが先行する展開となりました。日経平均株価は一時、節目の65,000円を割り込む大幅安となりましたが、売り一巡後は値ごろ感からの買い戻しが入って下げ幅を縮小しています。為替市場でドル円が底堅く推移したことも、投資家の心理的安心感に寄与したと考えられます。
日経平均の値動き
| 指標 | 価格 |
|---|---|
| 始値 | 65,896.00 |
| 高値 | 65,983.133 |
| 安値 | 64,942.07 |
| 終値 | 65,683.258 |
本日の日経平均株価は、前日の米国株安などを背景に反落して始まりました。取引開始直後から売りが膨らみ、一時は安値64,942.07円と節目の65,000円を大きく割り込む場面がありました。東京エレクトロンやソフトバンクグループといった指数への寄与度が高い銘柄に売りが目立ち、指数を下押しする形となりました。
しかし、後場に入ると下値を拾う動きや買い戻しの動きが活発化しました。ドル円が比較的底堅い動きを見せていたことも支えとなり、日経平均は終値で65,683.258円まで下値を切り上げました。明日に最重要指標とされる米雇用統計の発表を控えていることもあり、取引後半は模様眺め気分が強まったとみられます。
ドル円・金の動き
| 指標 | 始値 | 高値 | 安値 | 直近(現在値) |
|---|---|---|---|---|
| 米ドル/円 (USD/JPY) | 157.662 | 157.851 | 157.548 | 157.819 |
| 金先物 (COMEX/ドル建て) | 4,307.0 | 4,363.7 | 4,304.9 | 4,313.9 |
為替市場のドル円は1ドル=157円台後半で底堅く推移しました。週明けの急激な円高局面が一服したことで割安感が意識され、ドルの買い戻しが優勢となっています。ただし、日銀の追加利上げ観測や為替介入への警戒感も強く、上値は抑えられる傾向が続いています。
一方、金先物(COMEX)は4,300ドルの大台付近で底堅く推移し、直近では4,313.9ドルとなっています。前日に発表された米国の7月ADP民間雇用者数が市場予想を下回るなど、労働市場の軟化を示す指標が相次いだことで、米国の利下げに対する期待感が強まりました。金利を生まない安全資産である金にとって、米金利低下の兆候や地政学リスクへの警戒感は支援材料として意識されていると考えられます。
今晩〜明日の注目ニュース
重要度の目安:●●● 相場全体●●○ 一部の市場●○○ 参考
今後の市場動向に影響を与える可能性がある注目イベントは以下の通りです。
重要度 高
1. 米・非農業部門労働生産性指数(2Q速報値、今晩21:30発表予定)
今晩発表される米国の第2四半期・非農業部門労働生産性指数(速報値)は、人件費の上昇度合いを示す単位労働費用とあわせて注目されます。労働生産性の伸びが堅調であれば、インフレ圧力を抑制する要因と捉えられ、市場の利下げ観測を後押しする可能性があります。一方で単位労働費用が予想を上回って急上昇した場合、インフレ懸念が再燃してドル高を誘発する可能性も想定されます。
重要度 中
2. 国内・6月景気動向指数(明日8月7日 14:00発表予定)
明日午後には、日本国内の6月景気動向指数(速報値)が公表されます。国内景気の現状を評価する上で重要な先行CI指数や一致CI指数が発表される予定であり、指数が改善傾向を示せば国内経済の持ち直し期待が高まる可能性があります。一方、悪化が確認された場合は、景気の先行きに対する不透明感から市場の警戒感を誘う要因となり得ます。
重要度 高
3. 米・7月雇用統計(明日8月7日 21:30発表予定)
明晩に控える7月の米雇用統計は、世界中の金融市場に極めて大きな影響を与える最重要イベントです。非農業部門雇用者数は前月比8万人増(前月は5万7000人増)へと伸びがやや加速し、失業率は4.2%と横ばいになることが予想されています。今週発表された他の労働指標が弱めだったことから、仮に雇用統計の結果が予想を大きく下回った場合、米国の景気減速懸念から急激なドル安や株価の急変動につながる可能性があります。逆に、予想以上の強さを示した場合は、利下げ先送り懸念からドル高・金利上昇が進むシナリオなどが想定されます。