【夕刊】2026-08-12 東京市場まとめ|日経平均・ドル円・金
本日の東京市場サマリー
本日の東京株式市場は、前日の祝日休場明けとなる中、日経平均株価が買い優勢の展開となり大幅続伸して取引を終えました。日本時間の今晩に米国の7月消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることから、市場では徐々に様子見ムードも広がりましたが、連休前の好地合いを引き継ぐ形で底堅い値動きが意識されました。外国為替市場ではドル円が159円台前半の極めて狭いレンジでもみ合うなど、重要指標の公表を前に全般的に警戒感と期待感が交錯する一日となっています。
日経平均の値動き
本日の日経平均株価は、連休前の上昇の流れを引き継ぐ形で寄り付きました。本日の四本値は以下の通りです。
| 指標 | 値(円) |
|---|---|
| 始値 | 66,994.047 |
| 高値 | 67,569.359 |
| 安値 | 66,735.758 |
| 終値 | 67,524.063 |
朝方は好地合いを背景に66,994.047円と高く始まり、取引開始直後には一時的に利益確定売りに押されて安値66,735.758円まで下押しする場面も見られました。しかし、国内企業の堅調な業績や良好なマクロ環境が意識される中、下値では押し目買いの動きが活発化したと考えられます。その後は再び上値を追う展開となり、高値67,569.359円まで値を伸ばしました。
市場では、米国の今後の金融政策を占う重要なイベントである「米7月CPI」の発表を控えているため、積極的な売買を手控える雰囲気もありました。それでも終値ベースで67,524.063円と本日の高値圏を維持して取引を終えており、市場の先行きに対する底堅い姿勢が示される形となりました。
ドル円・金の動き
外国為替市場(USD/JPY)
本日のドル円相場は、米CPIの発表という最注目材料を前にして、非常に値幅の狭い膠着した値動きに終始しました。
| 指標 | 値(円) |
|---|---|
| 始値 | 159.268 |
| 高値 | 159.461 |
| 安値 | 159.194 |
| 直近 | 159.364 |
アジア時間を通じて159.194円から159.461円という、わずか30銭足らずのレンジ内での推移となりました。直近値は159.364円近辺となっており、CPIの結果次第でドル高・円安、あるいはドル安・円高のどちらの方向にも振れる可能性があるため、投資家の間では結果を見極めたいとする姿勢が支配的だったとみられます。
金先物市場(COMEX・ドル建て)
一方、金先物相場は底堅い推移となりました。
| 指標 | 値(ドル) |
|---|---|
| 始値 | 4,430.0 |
| 高値 | 4,475.7 |
| 安値 | 4,421.4 |
| 直近 | 4,460.3 |
金先物は始値4,430.0ドルから、一時安値4,421.4ドルまで調整する場面があったものの、その後は高値4,475.7ドルまで上昇し、直近では4,460.3ドル付近で取引されています。中東情勢の緊張継続に伴う地政学リスクや、主要国の物価高止まりを受けたインフレヘッジとしての需要が、実物資産である金への買いを支えている可能性が考えられます。
今晩〜明日の注目ニュース
重要度の目安:●●● 相場全体●●○ 一部の市場●○○ 参考
今晩から明日(8月13日)にかけて、国内外で今後の景気動向や各中央銀行の金融政策に直結する重要イベントが予定されています。
重要度 高
① 米国:7月消費者物価指数(CPI)
- 発表予定: 8月12日(水)日本時間 21:30
- 市場の視点: 米国の消費者が直面するインフレ動向を示す最重要指標です。今回の市場予想は、前年同月比で3.4%の上昇(前回3.5%から小幅に鈍化)が見込まれています。
- 一般的な影響: 結果が市場予想を下回り、インフレの鈍化傾向が確認されれば、米連邦準備理事会(FRB)による早期の利下げ開始への期待が高まりやすくなります。その場合、米国金利の低下とともにドル安・株高で反応する可能性があります。一方で、インフレの高止まりを示す結果となった場合は利下げ期待が後退し、金利上昇に伴うドル高・株安が意識されやすくなると考えられます。
重要度 中
② 米国:週間原油在庫統計
- 発表予定: 8月12日(水)日本時間 23:30
- 市場の視点: 米国の原油や石油製品の在庫状況を示す指標です。地政学的な供給懸念が背景にある中、原油需給の実態を確認する材料として注目されます。
- 一般的な影響: 原油在庫が予想を超えて減少している場合、原油需給の引き締まりが意識されて原油価格の上昇要因となり得ます。原油高はエネルギー関連企業の業績期待につながる一方、ガソリン価格の上昇などを通じてマクロ経済におけるインフレ懸念を再び刺激する方向へ作用する可能性が考えられます。
重要度 高
③ 英国:4–6月期実質国内総生産(GDP・速報値)
- 発表予定: 8月13日(木)日本時間 15:00
- 市場の視点: 英国経済の成長度合いを示す指標であり、第2四半期の景気動向を把握する上で重要です。
- 一般的な影響: GDP成長率が市場予想を上回る底堅さを示した場合、イングランド銀行(英中銀)の利下げ観測が後退し、ポンド高や欧州株式相場の下支えとなる可能性があります。逆に、成長率が想定以下で景気減速への警戒感が強まった場合には、ポンド安が進み、欧州市場全体へのリスクオフ姿勢につながる可能性があります。