【朝刊】2026-08-14 米国市場まとめ|出来高TOP5・ドル円・金
昨夜の米国市場サマリー
13日の米国株式市場は、主要指数が堅調に推移しました。朝方に発表された7月の米生産者物価指数(PPI)が前年同月比で4.7%上昇(前回5.5%、予想4.9%)と市場予想を下回る伸びとなったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)による高金利維持への警戒感が和らぎ、長期金利の低下とともに株式市場を支える構図となりました。ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発して前日比69.72ドル高の5万3839.99ドル、ナスダック総合指数は続伸して214.54ポイント高の2万6803.03で取引を終えています。
米国株 出来高TOP5
2026年8月12日時点における、米国市場の出来高上位5銘柄は以下の通りです。
| 順位 | ティッカー | 銘柄名 | 株価 | 騰落率 | 出来高 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | CHOW | チャウチャウ・クラウド・インターナショナル・ホールディングス | $0.51 | 44.0678% | 237,354,241 |
| 2 | RMCF | ロッキーマウンテン・チョコレート・ファクトリー | $1.52 | 126.0223% | 200,743,796 |
| 3 | SPCX | スペースX(スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ) | $146.15 | 9.6481% | 165,157,127 |
| 4 | SMCI | スーパー・マイクロ・コンピューター | $37.61 | 19.019% | 163,926,882 |
| 5 | INTC | インテル | $100.95 | 3.3159% | 160,644,426 |
出来高上位銘柄の動向
- CHOW(チャウチャウ・クラウド・インターナショナル・ホールディングス) 過去に市場操縦疑惑による暴落が報じられた経緯がある超低位株で、ボラティリティが非常に高く、この日も出来高を伴って急騰するなど短期資金が流入する動きがみられました。
- RMCF(ロッキーマウンテン・チョコレート・ファクトリー) 取締役会が売却や合併、非公開化などの戦略的選択肢を検討していることをSEC(米証券取引委員会)への開示資料で公表しました。すでに第三者からの関心が寄せられているとされ、買収思惑などから株価が126%超と急上昇しました。
- SPCX(スペースX) 2026年6月に新規上場(IPO)した同社は、最新の四半期決算でStarlink(スターリンク)の加入者増や、AIデータセンター向けの設備増強など積極的な成長戦略が注目を集め、高い出来高を維持しながら推移しています。
- SMCI(スーパー・マイクロ・コンピューター) 発表されたQ4(第4四半期)決算において、売上高は市場予想に届かなかったものの利益が大幅に上振れたこと、さらに翌期の強気な売上見通し(ガイダンス)が好感されました。複数のアナリストが目標株価を引き上げたことも支援材料となり、株価は19%超急伸しました。
- INTC(インテル) 米金利低下や半導体・ハイテク株全体の底堅い動きを背景に、買い戻しなどを交えながら堅調な推移となりました。
ドル円・金の値動き
13日のニューヨーク市場におけるドル円および金先物の値動きは以下の通りです。
USD/JPY(NYクローズ、2026-08-13)
- 始値:159.487
- 高値:159.528
- 安値:159.445
- 終値:159.501
米ドル円は、朝方の米7月PPIが下振れたことで米長期金利が低下し、一時ドルの上値が抑えられる展開が意識されました。しかし、売り一巡後は大きな方向感を欠き、1ドル=159円台半ばで小幅なレンジにとどまり、こう着した推移となっています。
金先物(COMEX・ドル建て、2026-08-13)
- 始値:4408.2
- 高値:4412.6
- 安値:4406.6
- 終値:4409.4
金先物は、金利低下に伴うドル安がドル建てコモディティとしての買いを支えたものの、直後に控える主要な経済イベントを前に積極的な取引は手控えられ、1オンス=4409ドル台近辺でのもみ合いに終始しました。
本日・今夜の注目ニュース
重要度の目安:●●● 相場全体●●○ 一部の市場●○○ 参考
日本時間の本日夜から明朝にかけて、今後の景気や金利の先行きを占う上で、以下のイベントや経済指標の発表が予定されており、為替・株式市場で意識される可能性があります。
重要度 中
① 米国 7月小売売上高(日本時間 14日 21:30発表)
米国経済の約7割を個人消費が占めるため、市場の関心が極めて高い最重要指標の一つです。事前の予想や前回結果(前月比0.2%)との比較が注目され、消費の底堅さが示されれば「ソフトランディング期待」が強まり株式市場の安心感に繋がりやすい一方、大きく落ち込んだ場合は「景気後退(リセッション)への懸念」が強まり、株安・ドル安を引き起こす要因となる可能性があります。
重要度 中
② 米国 8月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(日本時間 14日 23:00発表)
約500人の消費者を対象にした景況感調査であり、先行きの消費行動を占う指標として注目されます。また、同時に公表される期待インフレ率(消費者による将来の物価見通し)は、FRBがインフレ動向を把握する上で重視する指標の1つであり、数値が下振れすれば利下げ期待を後押しする一方で、上振れした場合は金融引き締め長期化の思惑から金利が反発する動きに繋がる可能性があります。
重要度 高
③ ユーロ圏 4-6月期四半期実質GDP・改定値(日本時間 14日 18:00発表)
欧州経済の成長スピードを確認するための指標です。成長率が想定よりも減速していることが示された場合、欧州中央銀行(ECB)による追加利下げへの期待が高まり、ユーロ相場の下押し要因として意識される可能性があります。