【夕刊】2026-09-01 東京市場まとめ|日経平均・ドル円・金
本日の東京市場サマリー
1日の東京株式市場は、日経平均株価が前営業日比96円59銭安の6万6215円34銭と小幅に続落しました。前日の米国市場が中東情勢の緊迫化を背景とする原油高や米長期金利上昇を嫌気して下落した流れを引き継ぎ、東京市場でも売りが先行しました。ただ、国内の金利上昇メリットを享受しやすい銀行株や、資源・インフラ関連などの大型バリュー株が相場を支え、TOPIX(東証株価指数)は9日続伸となるなど、相場の底堅さも意識される一日となりました。
日経平均の値動き
日経平均株価の四本値は以下の通りです。
| 指標 | 価格(円) |
|---|---|
| 始値 | 65,885.469 |
| 高値 | 66,525.703 |
| 安値 | 65,576.609 |
| 終値 | 66,215.344 |
日経平均は朝方に米国の金利上昇や中東不安を受けた売りが先行し、一時安値6万5576円609銭まで売られる場面がありました。その後、半導体セクターなどへの押し目買いが入る形で一時プラス圏に浮上し高値6万6525円703銭を記録したものの、大引けにかけては買いが続かず、再び軟調な推移となり取引を終えました。一方、日本の新発10年国債利回りが一時3.001%と心理的節目の3%台に乗せる中、金利上昇がプラスに働きやすい金融セクターや、原油高の恩恵を受けやすい電力・鉄鋼・資源関連に資金がシフトする動きが市場では意識されています。
ドル円・金の動き
米ドル/円(USD/JPY)
| 指標 | 値 |
|---|---|
| 始値 | 159.743 |
| 高値 | 160.176 |
| 安値 | 159.628 |
| 直近 | 160.153 |
ドル円相場は、日米の金利上昇や中東情勢の緊張を睨みながら揉み合う展開となりました。一時160円176銭までドル高・円安が進む場面がありましたが、ベッセント米財務長官が日本政府・日銀の行動に言及したことなどから円高方向に押し戻される局面もあり、直近では160円153銭近辺での推移となっています。
金先物(COMEX・ドル建て)
| 指標 | 値(ドル) |
|---|---|
| 始値 | 4,498.7 |
| 高値 | 4,510.5 |
| 安値 | 4,413.0 |
| 直近 | 4,420.1 |
金先物相場は高値4510.5ドルをつけた後、米長期金利の高止まりを背景に上値が重くなり、一時4413ドルまで下落しました。利息を生まない資産である金は、金利が上昇する局面において相対的な魅力が低下しやすいため、目先の米金利上昇への警戒感が売りを誘ったと考えられます。
今晩〜明日の注目ニュース
重要度の目安:●●● 相場全体●●○ 一部の市場●○○ 参考
重要度 高
1. 米・8月ISM製造業景況指数(9月1日 23:00)
解説:米国の製造業分野の景気動向を示す最も代表的な指標の一つです。市場予想との乖離により、米国の金利や金融政策の方向性に対する思惑が大きく変化し、ドル円相場や米国株式市場全体が上下に動きやすくなります。
重要度 高
2. 米・7月求人件数(JOLTS)(9月1日 23:00)
解説:米労働市場の需給バランスを示す重要な雇用関連指標です。求人件数の増減は今後の賃金インフレや、ひいてはFRB(米連邦準備理事会)の金利判断に直結するため、金利・株式市場への影響力が大きいイベントとして注目されます。
重要度 中
3. 米・8月ADP雇用統計(9月2日 21:15)
解説:全米の民間部門の雇用者数変化を示す指標で、週末に控える公式な米政府の雇用統計の先行指標として意識されます。民間企業の労働需要を早期に把握する上で、為替市場や株式市場での一部セクター(景気敏感株など)で影響が出やすい指標です。
重要度 中
4. 豪・4-6月期四半期実質国内総生産(GDP)(9月2日 10:30)
解説:オーストラリア経済の成長率を示す最重要の経済指標です。結果次第で豪ドルの価値が大きく変動するほか、中国などアジア圏の景気動向を推し量る材料としても意識されやすく、資源国通貨や関連する資源セクターの取引環境に波及する可能性があります。