【夕刊】2026-09-03 東京市場まとめ|日経平均・ドル円・金
本日の東京市場サマリー
3日の東京株式市場は、外国為替市場で急速に円高・ドル安が進行したことを受け、主力株を中心に売りが優勢な展開となりました。日経平均株価は寄り付きに高値をつけた後、一時1,000円近く下落して6万3,000円台に突入するなど、上値の重い値動きが目立ちました。今晩発表される米国の重要な景気指標や、翌日に控える米雇用統計などの一大イベントを前に、市場では積極的な買いが手控えられ、利益確定やポジション調整の売りが意識されたと考えられます。
日経平均の値動き
本日の日経平均株価の四本値は以下の通りです。
| 指標 | 価格(円) |
|---|---|
| 始値 | 64724.809 |
| 高値 | 64724.809 |
| 安値 | 63772.801 |
| 終値 | 64214.48 |
本日の日経平均株価は、取引開始直後に付けた始値(64724.809円)がそのまま本日の最高値(高値)となりました。その後は、為替の急速なドル安・円高の進行が輸出関連銘柄などの重荷となり、じりじりと下げ幅を広げる展開が続きました。午後の取引では一時63772.801円まで下落し、節目となる6万4,000円を割り込む場面も見られました。引けにかけてはやや持ち直したものの、総じて買い戻しの勢いは限定的でした。
ドル円・金の動き
本日3日の外国為替市場および商品市場の動きは以下の通りです。
為替(USD/JPY)
| 指標 | 値 |
|---|---|
| 始値 | 158.664 |
| 高値 | 158.968 |
| 安値 | 155.83 |
| 直近 | 156.084 |
為替市場では、ドル円が急激に下落する大荒れの展開となりました。158.664円で始動し、一時158.968円まで上昇したものの、日銀の追加利上げ観測や日米の金利差縮小への思惑が意識され、一気に売りが加速しました。安値155.83円まで円高が進むなどボラティリティが非常に高くなり、足元では156.084円近辺で推移しています。
金先物(COMEX・ドル建て)
| 指標 | 値(ドル/トロイオンス) |
|---|---|
| 始値 | 4436.4 |
| 高値 | 4490 |
| 安値 | 4426.7 |
| 直近 | 4483.1 |
ドル建て金先物相場は堅調な推移を見せました。始値4436.4ドルから安値4426.7ドルを付けた後、外国為替市場でのドル安進行を背景に、ドルの代替資産としての価値が改めて意識されました。一時4490ドルまで値を切り上げ、直近では4483.1ドルと、高値圏での推移となっています。
今晩〜明日の注目ニュース
重要度の目安:●●● 相場全体●●○ 一部の市場●○○ 参考
日米の金融政策の方向性を占う上で、極めて重要な経済指標の発表が控えています。市場参加者の関心が高い注目イベントを重要度順に紹介します。
重要度 高
1. 米8月雇用統計(9月4日 21:30)
米国労働省が発表する8月の雇用統計は、今週最大の注目イベントと考えられます。前回7月分では、非農業部門雇用者数(NFP)が市場予想に反して前月比2.3万人の減少となり、市場に大きな衝撃を与えました。今回の8月分では、雇用者数が5.8万人前後の増加に持ち直すとの見方が一般的です。今回の結果は、9月中旬に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅に直接的な影響を与える可能性があるため、為替や株式市場に急激な変動をもたらす可能性があります。
重要度 高
2. 米8月ISM非製造業景況指数(9月3日 23:00)
今晩、米国のサービス業部門の景況感を示すISM非製造業景況指数が発表されます。市場予想は54.2前後と、前回(54.1)からほぼ横ばいでの推移が見込まれています。米国のGDPの大部分を占めるサービス業の現状を測る上で、非常に注目度が高い指標です。指数が予想を上回って強ければ景気の底堅さが意識されドルが買われやすくなる一方、予想を下回って弱い結果となれば米国の景気後退懸念が強まり、利下げ観測を加速させる要因となり得ると想定されます。
重要度 中
3. ユーロ圏7月小売売上高(9月4日 18:00)
明日夕方には、ユーロ圏の個人消費動向を示す7月の小売売上高が発表されます。欧州中央銀行(ECB)の追加利下げに関する議論が進む中、ユーロ圏の経済が底堅さを維持しているかどうかが注目されています。消費が大きく落ち込んでいることが示されれば欧州景気への警戒感が強まり、ユーロ安要因として意識されやすい一方、堅調な数字となれば欧州株の下支えやユーロの買い要因として働く可能性があると考えられます。