【夕刊】2026-09-04 東京市場まとめ|日経平均・ドル円・金
本日の東京市場サマリー
本日の東京株式市場で、日経平均株価は前日の米国株式市場の上昇や、一時の急激な円高進行が和らいだことを背景に底堅い値動きを見せ、終値は65,000円台を維持しました。ただし、日本時間の今晩に最注目指標である「米国8月雇用統計」の発表を控えていることから、取引後半にかけては積極的な売買が手控えられ、様子見姿勢の強い展開となりました。
日経平均の値動き
本日の日経平均株価の値動きは以下の通りです。
| 指標 | 価格(円) |
|---|---|
| 始値 | 64,498.941 |
| 高値 | 65,182.449 |
| 安値 | 64,228.469 |
| 終値 | 65,020.941 |
前日の米国市場において、米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が追加利上げについて慎重な見解を示したことで主要株価指数がそろって上昇しました。この流れを受けて、本日の東京市場も朝方から買いが先行してスタートしました。
日中の値幅は約954円と、大台の65,000円を巡って一進一退の攻防が繰り広げられました。一時は高値65,182.449円まで買い進まれる局面もありましたが、市場の関心はすでに今晩の米雇用統計へと移っており、ポジション調整目的の売りや持ち高を傾けにくい状況が重なったことで、取引終盤は徐々に上値が重くなる推移となりました。それでも、市場の警戒感が極端に高まることはなく、終値ベースでは心理的節目の65,000円台をキープして本日の取引を終えています。
ドル円・金の動き
外国為替市場と金先物(COMEX)の主な動きは以下の通りです。
| 銘柄 | 始値 | 高値 | 安値 | 直近値 |
|---|---|---|---|---|
| USD/JPY(円) | 155.825 | 156.581 | 155.282 | 156.269 |
| 金先物(ドル) | 4,522 | 4,537.8 | 4,506.6 | 4,514 |
ドル円
前日の米国市場では、日米金利差縮小の思惑から一時155.282円まで急激にドル安・円高が進む場面がありました。ただ、本日のアジア時間に入ると急ピッチな円高に対する警戒感や買い戻しが意識され、直近値では156.269円近辺と、やや落ち着きを取り戻す推移となっています。今晩の雇用統計の結果次第では再びボラティリティが高まる可能性があるため、市場は神経質な動きを続けています。
金先物
米国の金利据え置き観測を背景に、金利を生まない資産とされる金には買いが入りやすい環境となっています。本日も一時4,537.8ドルまで買われる強さを見せました。その後は利益確定売りやドル円の持ち直しに押される場面もあり、足元では4,514ドル近辺でのもみ合いが続いています。
今晩〜明日の注目ニュース
重要度の目安:●●● 相場全体●●○ 一部の市場●○○ 参考
今晩から週明けにかけての主要なイベントおよび経済指標のスケジュールです。
重要度 高
1. 米8月雇用統計(9月4日 21:30)
市場が最も注視している最重要指標です。前月(7月分)は非農業部門雇用者数が予想外のマイナス(2.3万人減)となったことで景気減速への懸念が強まりました。今回の8月分では、就業者数が5.5万人程度の回復に転じるかどうかが最大の焦点となっています。
- 一般的に意識されやすい影響: 雇用者数や平均時給が市場予想を大きく上回る場合、米国景気の底堅さとインフレ圧力の根強さが再認識され、FRBによる追加利上げへの警戒感からドル高・米金利上昇要因になりやすいと考えられます。逆に、予想を下回る結果となった場合は景気後退懸念が強まり、早期の金利据え置き(あるいは引き締め一時停止)観測からドル売り・米金利低下要因になりやすいと意識されます。
重要度 中
2. ユーロ圏7月小売売上高(9月4日 18:00)
欧州における個人消費の動向を示す指標です。欧州中央銀行(ECB)による今後の金融政策の舵取りにも影響を与えるとされています。
- 一般的に意識されやすい影響: 結果が市場予想を上振れればユーロ圏景気の底堅さが意識され、ユーロ高要因になりやすいと考えられます。反対に下振れた場合は、消費の減速や景気への懸念からユーロが売られやすく、相対的にドルや円が買われる方向へ傾く可能性があります。
重要度 低
3. 米国市場「レイバー・デー」に伴う3連休(9月7日)
来週月曜日(9月7日)は「レイバー・デー(労働感謝の日)」のため、米国市場が休場となります。
- 一般的に意識されやすい影響: 今晩の雇用統計発表後は、米国の3連休前ということもあり、市場参加者が減って取引が薄くなる可能性があります。流動性が低下する時間帯は、市場の予想と乖離した結果に対して過剰に値が飛ぶなど、突発的な急変動(ボラティリティの拡大)に注意が必要とされています。