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【夕刊】2026-09-08 東京市場まとめ|日経平均・ドル円・金

本日の東京市場サマリー

本日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落となりました。前日に1,300円を超える急上昇を見せた反動から利益確定売りが先行したほか、朝方に発表された国内の強い賃金データ(7月毎月勤労統計)を受けて日銀の早期追加利上げに対する観測が高まったことが株価の重しとなりました。為替市場での円高進行も投資家心理を冷やす要因となり、日経平均は後場にかけて下げ幅を広げ、本日の安値で取引を終える「安値引け」の展開となっています。


日経平均の値動き

本日の日経平均株価の四本値は以下の通りです。

指標 数値(円)
始値 65,843.688
高値 66,791.844
安値 65,269.328
終値 65,269.328

前日の米国市場が祝日(レイバーデー)で休場だったこともあり、手掛かり材料が乏しい中、東京市場は前日急騰の反動から下窓を開けてスタートしました。取引開始直後は買い直される動きも見られ、一時高値66,791.844円まで上昇する場面もありましたが、買いは長続きしませんでした。

朝方発表された日本の7月毎月勤労統計調査で名目賃金(現金給与総額)が前年同月比4.7%増と大きな伸びを記録し、実質賃金も7ヶ月連続のプラスとなったことが伝わると、日銀による追加利上げのペースが加速するとの見方が市場で強まりました。これに伴う円高進行が嫌気され、自動車や電機などの輸出関連セクターを中心に売りが優勢となり、日経平均は徐々に下値を切り下げる展開をたどりました。大引けにかけても買い戻しの動きは限定的で、終値は本日の安値である65,269.328円となりました。


ドル円・金の動き

外為市場:円買い優勢も、その後はもみ合い

通貨ペア 数値(円)
始値 154.352
高値 154.423
安値 152.881
直近値 154.278

為替市場のドル円は上下に荒い値動きとなりました。アジア時間には日銀の利上げ観測や、米高官による円安是正圧力などを意識した円買い・ドル売りが強まり、一時152.881円まで急落(円高が進行)する場面がありました。しかし、安値をつけてからは一巡感やドルの買い戻しが入り、足元では始値に近い154.278円付近まで戻してもみ合っています。

金先物(COMEX):米利上げ警戒から軟調推移

指標 数値(ドル)
始値 4,466.5
高値 4,488.8
安値 4,426.2
直近値 4,444.6

ニューヨーク金先物相場は軟調な展開となっています。始値4,466.5ドルから一時4,488.8ドルまで上昇したものの、その後は4,426.2ドルまで下落しました。米国の次回の連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げ観測が一部で根強く意識されており、金利を生まない資産である金への上値抑制圧力として作用していると考えられます。


今晩〜明日の注目ニュース

重要度の目安:●●● 相場全体●●○ 一部の市場●○○ 参考

今後、金融市場で注目度の高い経済指標やイベントは以下の通りです。重要度の高い順に紹介します。

重要度 高

1. 中国 8月消費者物価指数(CPI)/ 生産者物価指数(PPI)の発表(9月9日 10:30)

中国のインフレ動向を示す重要指標が明日の午前に発表されます。

  • 一般的に想定される影響: 世界第2位の経済大国である中国の物価指標は、世界的なデフレ懸念や中国の内需回復力を占ううえで極めて重要です。CPIやPPIが市場予想を上回り回復傾向を示すことができれば、中国経済の減速懸念が和らぎ、日本市場におけるアジア関連株や鉄鋼・非鉄などの資源セクターへの支援材料となる可能性があります。一方、予想を下回りデフレ圧力が改めて意識された場合は、世界景気の先行き不透明感が強まり、相場全体の重しとなることが懸念されます。

重要度 中

2. 米国 7月消費者信用残高の発表(9月9日 04:00 ※現地時間8日 15:00)

米国の家計によるクレジットカードなどの債務残高を示す指標が今晩発表されます。

  • 一般的に想定される影響: 米国のGDPの約7割を占める個人消費の動向を把握する指標として意識されます。消費者信用残高の増加は、足元の個人消費の力強さ(クレジットカード利用の活発さなど)を示すため、米国景気の底堅さを好感する要因になり得ます。ただし、過度な信用の伸びはインフレの長期化やFRBによる金融引き締めの長期化懸念へと結びつく可能性もあり、その結果として米長期金利が上昇した場合には株式市場の警戒を誘う可能性があります。

重要度 中

3. 日本 8月マネーストックの発表(9月9日 08:50)

日本銀行から、国内の通貨供給量を測る指標が発表されます。

  • 一般的に想定される影響: マネーストックは、世の中に出回っているお金の総量を示すもので、経済の活発さや資金需要を測る指標です。日銀による追加利上げのタイミングを探る市場において、経済の「体温」を測る一つの材料として意識されます。仮に高い伸び率が維持されていれば、資金需要の強さを裏付けるものとして日銀の金融正常化(利上げ)方針を後押しする材料と受け止められ、為替市場での円買いや株式市場での警戒要因となる可能性があります。