【夕刊】2026-09-17 東京市場まとめ|日経平均・ドル円・金
本日の東京市場サマリー
17日の東京株式市場は、日本時間未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)が約3年ぶりとなる利上げを決定したことを受け、ドル高・円安の進行や米金利の上昇が好感され、朝方は買いが先行しました。しかし、日銀の金融政策決定会合の結果発表を翌日に控えていることもあり、買い一巡後は警戒感から利益確定売りが強まり、日経平均株価は上値を抑えられる展開となりました。
日経平均の値動き
本日の日経平均株価の値動きは以下の通りです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 始値 | 64,643.578 |
| 高値 | 64,643.578 |
| 安値 | 63,824.559 |
| 終値 | 64,136.25 |
前日の米国市場でFRB(米連邦準備制度理事会)が追加利上げを示唆するタカ派的な決定をしたことで、日米金利差の拡大が意識され、日経平均株価は前営業日の終値(63,923円)から大きく上昇した64,643.578で取引を開始しました。寄り付き直後に本日高値である64,643.578を付けたものの、外国為替市場での急激な変動に対する警戒や、明日控える日銀の追加利上げへの懸念が上値を抑える要因となりました。午後にかけては一時63,824.559まで下落する場面もあり、その後はやや持ち直したものの、終値は64,136.25と寄り値から値を下げる形で取引を終えています。
ドル円・金の動き
USD/JPY(米ドル/日本円)
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 始値 | 156.232 |
| 高値 | 156.318 |
| 安値 | 155.335 |
| 直近 | 155.42 |
外国為替市場のドル円相場は、米FOMCでの利上げ決定と年内の追加利上げ示唆を受け、一時156.318円までドル買い・円売りが急進しました。しかし、日本時間17日から始まった日銀金融政策決定会合において、市場が大勢として0.25%の利上げ(1.00%から1.25%への引き上げ)を織り込んでいることから、利益確定や警戒による円買い戻しの動きもみられました。直近では155.42円と、高値圏から押し戻される推移となっています。
金先物(COMEX・ドル建て)
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 始値 | 4,301.4 |
| 高値 | 4,401.9 |
| 安値 | 4,294.5 |
| 直近 | 4,400.1 |
金先物市場は、世界的なインフレ高止まり懸念や地政学的リスクを背景に強い値動きが続いています。本日も始値の4,301.4ドルから順調に買われ、一時4,401.9ドルまで上値を伸ばしました。直近値も4,400.1ドルと高水準を維持しており、インフレヘッジとしての資金流入や代替資産としての需要の根強さが意識されています。
今後の注目ニュース
重要度の目安:●●● 相場全体●●○ 一部の市場●○○ 参考
今後の市場で意識されやすい、注目の経済指標や金融政策イベントは以下の通りです。重要度の高い順に並べています。
重要度 高
1. 日銀金融政策決定会合の結果発表および植田総裁記者会見(2026年9月18日 日本時間昼頃〜15時30分)
現在開催中の日銀金融政策決定会合は、明日18日(金)の正午頃に結果が公表され、15時30分から植田総裁の会見が行われる予定です。市場では、政策金利を1.00%から1.25%に引き上げる追加利上げの決定が有力視されています。
- 一般的に意識されやすい影響: 実際に利上げが実施されれば、日米金利差の縮小期待から一時的に円高・株安の圧力がかかりやすくなります。ただし、市場は既に今回の利上げを多く織り込んでいるため、焦点は「今後の追加利上げのペース」です。植田総裁の会見がタカ派(追加利上げに積極的)であれば円高・株安が、ハト派(慎重姿勢)であれば買い安心感から円安・株高が促される可能性があります。
重要度 高
2. 日本の8月全国消費者物価指数(CPI)(2026年9月18日 日本時間8時30分)
明日18日(金)の取引開始前には、日本の8月全国消費者物価指数(CPI)が発表されます。日銀会合の結果公表の約3時間半前に発表されるため、市場の思惑を大きく揺さぶる可能性があります。
- 一般的に意識されやすい影響: CPIが市場予想を上回ってインフレ圧力が確認された場合、日銀の今後の利上げペース加速が意識され、国債金利の上昇や円高、株価の調整要因になり得ます。一方、インフレの落ち着きを示す結果であれば、利上げを急ぐ必要がないとの見方から、円安・株高をサポートする要因になりやすいと考えられます。
重要度 中
3. 米国 8月住宅着工件数、9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数(2026年9月17日 日本時間21時30分)
今晩17日(木)、日本時間21時30分に米国の重要経済指標が相次いで発表されます。FOMC直後の発表となるため、米国経済の現状と今後の金利見通しを探る上で注目が集まっています。
- 一般的に意識されやすい影響: 米景気の堅調さを示す(予想を上回る)結果となれば、FRBによる追加利上げへの懸念が強まり、米長期金利の上昇とドル高・円安を促すと考えられます。反面、指標が予想を下回って米景気減速への警戒が強まれば、金利低下を背景としたドル安・円高が進む可能性があります。