【朝刊】2026-09-24 米国市場まとめ|出来高TOP5・ドル円・金
昨夜の米国市場は、経済指標の発表が比較的限定的だったこともあり、全体として方向感を模索する展開となりました。そうした中で、個別企業に関する提携発表や経営陣による自社株購入などの個別材料が相次ぎ、特定の銘柄で極めて活発な売買が行われました。為替市場ではドル円が158円台前半で落ち着いた値動きを見せたほか、金先物市場も底堅い動きを維持し、次なる手がかりを待つ様子見姿勢が意識されています。
米国株 出来高TOP5
※データ更新: 2026-09-22 16:15:57 US/Eastern(現地時間)
| 順位 | ティッカー | 株価 | 騰落率 | 出来高 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ZEO | $0.4898 | 57.0375% | 405,454,283 |
| 2 | LHSW | $0.8891 | 105.9532% | 342,466,987 |
| 3 | FAMI | $0.143 | 6.8759% | 203,993,734 |
| 4 | GRAB | $3.17 | 8.9347% | 180,465,871 |
| 5 | CTNT | $0.0442 | -3.0702% | 147,390,845 |
出来高急増の背景
- ZEO(Zeo Energy Corp.) オフグリッド電源やデータセンター向けインフラ開発における企業との協業合意を発表したことや、約167万ドルの転換社債を早期償還して「負債ゼロ」のバランスシートを実現したことが材料視されました。
- LHSW(Lianhe Sowell International Group Ltd) 自動車のアftermarket(アフターマーケット)分野における提携と事業展開の拡大を発表したことが好感されました。浮動株比率が低い銘柄特有の変動の激しさも加わり、短期的な売買が交錯して急騰する局面が見られました。
- FAMI(Farmmi Inc) 中国の農産物加工・供給企業です。直近でナスダックの上場維持要件を巡る動きが注目されていましたが、この日は目立った個別ニュースがないなか、低位株物色の流れからデイトレーダーらによる売買が活発化した可能性があります。
- GRAB(Grab Holdings Limited) 共同創業者兼CEOのアンソニー・タン氏およびCOOのアレクサンダー・ハンゲイト氏が、自社株(クラスA普通株)を市場から大規模に購入したことが開示されました。経営陣による個人資金を投じた買い付けは、今後の事業成長に対する自信の表れと受け止められました。
- CTNT(Cheetah Net Supply Chain Service Inc.) 1対150の株式併合(リバース・スプリット)を2026年9月21日(現地時間)付で実施したことを巡り、取引制度や需給面への思惑から思惑買いと利益確定売りの双方が活発化し、出来高が高水準となりました。
ドル円・金の値動き
ドル円(USD/JPY) NYクローズ(2026-09-24 日本時間)
| 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
|---|---|---|---|
| 158.297 | 158.369 | 158.127 | 158.198 |
ドル円は、主要な経済指標の発表待ちという雰囲気もあり、158.10〜158.30円台の狭いレンジ内での推移となりました。市場では米国の金融政策見通しや今後の経済指標に対する見極め姿勢が強く、大きな方向感を欠いた状況が意識されています。
金先物(COMEX・ドル建て、2026-09-23 現地時間)
| 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
|---|---|---|---|
| 4324.4 | 4328.8 | 4319 | 4327.3 |
金先物価格は、節目の4300ドル台を維持し、終値ベースでは前日付近の高値圏で底堅く推移しました。一時的に4319ドルの安値を付ける場面もありましたが、地政学的リスクへの懸念やインフレ保護的な需要から押し目買いが入りやすい環境にあると考えられます。
今後の注目ニュース
重要度の目安:●●● 相場全体●●○ 一部の市場●○○ 参考
日本時間の本日(9月24日)から明日(9月25日)にかけて、米国の景気状況や労働市場、さらにはグローバルな金融政策に影響を与えかねない注目イベントが控えています。
重要度 高
1. 米国 8月耐久財受注(2026年9月25日 21:30 JST)
米国の設備投資や製造業全体の健全性を測る先行指標として注目されるデータです。
- 一般的に想定される影響: 企業の設備投資動向を示す指標であるため、市場予想を上回る場合は「米景気の強さ」が改めて意識され、ドル高や株価の底堅さにつながりやすいと考えられます。逆に下振れた場合は、景気減速への警戒感からドル売りが強まる可能性があります。
重要度 高
2. 米国 新規失業保険申請件数(2026年9月24日 21:30 JST)
毎週木曜日に公表される、米労働市場の短期的な動向を示す指標です。
- 一般的に想定される影響: 足元の雇用状況をタイムリーに確認する材料です。市場予想よりも申請件数が少なければ「労働市場が依然として強固」と解釈されやすく、利下げを急ぐ必要がないとの見方からドルの買い支え要因になり得ます。一方で、大幅に増加した場合は米景気の減速や追加利下げへの期待感が市場に広がりやすいとされています。
重要度 中
3. 米国 8月新築住宅販売件数(2026年9月24日 23:00 JST)
米国の住宅市場における直近の契約状況をまとめた統計です。
- 一般的に想定される影響: 金利の動向に対して特に敏感に反応するセクターです。良好な結果であれば景気循環の堅調さを裏付ける材料として市場に好意的に受け止められやすく、景気の軟調さが示された場合には金利低下圧力(ドル売り要因)として意識される可能性があります。
重要度 中
4. スイス国立銀行(SNB)政策金利発表(2026年9月24日 16:30 JST)
スイス中銀による最新の政策金利決定と、四半期ごとの政策評価が公表されます。
- 一般的に想定される影響: 欧州市場における金融緩和・引き締めの姿勢は、ユーロや英ポンドといった近隣通貨に影響を与えるだけでなく、グローバルな為替市場での安全資産とされるスイスフランの需給変化をもたらします。他国中銀の今後の決定への先行き思惑に波及する可能性が意識されています。