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【朝刊】2026-09-30 米国市場まとめ|売買代金TOP5・ドル円・金

今日のポイント


昨夜の米国市場サマリー

2026年9月29日の米国株式市場は、週末に重要マクロ指標の発表を控えていることもあり、積極的な買いが手控えられ、主要指数は方向感を欠く展開となりました。S&P500は始値7699.6から高安値の幅が46ポイント程度にとどまり、終値は前日比-0.17%の7670.84となりました。ハイテク株比率の高いナスダック総合は、朝方に一時26919.725まで上昇したものの、引けにかけて押し戻され、前日比-0.09%の26797.541で取引を終了しています。全体として重要イベントを前にした持ち高調整や様子見ムードが広がりやすい1日となりました。


米国株 売買代金TOP5

昨夜のS&P100構成銘柄における売買代金上位5銘柄は以下の通りです。

順位 銘柄 株価 騰落率 売買代金
1 エヌビディア(NVDA) $227.21 -0.72% 約223億ドル
2 マイクロン・テクノロジー(MU) $1,065.08 +1.05% 約199億ドル
3 メタ・プラットフォームズ(META) $738.79 +3.24% 約170億ドル
4 アップル(AAPL) $329.40 -2.66% 約124億ドル
5 テスラ(TSLA) $352.84 -1.29% 約112億ドル

1. エヌビディア(NVDA)

前日に自社株買いの枠を1,500億ドル追加(残り枠を合計2,350億ドルに増額)すると発表し、資本効率の向上が意識されましたが、株価は利食い売りに押され前日比-0.72%の小幅安となりました。また、AIエージェントの安全な運用を支えるプラットフォームの提供を開始したことも報じられています。

2. マイクロン・テクノロジー(MU)

翌日(現地時間9月30日引け後)に発表予定の2026会計年度第4四半期決算への期待感から買われました。アナリストによる目標株価引き上げなども好感された一方、一部の特許侵害をめぐる新たな法的手続き(ITCへの調査申し立て)の報道も伝わり、株価は+1.05%の上昇にとどまりました。

3. メタ・プラットフォームズ(META)

中小企業向けのAIアシスタント「Muse for Small Business」の連携機能を拡充し、ShopifyやZoomなどの外部ツールと結びつけて実用性を向上させると発表しました。ビジネス領域でのAI活用による新たな収益源確保への期待が高まり、株価は+3.24%と大幅高を記録しました。

4. アップル(AAPL)

新CEOのジョン・ターナス氏が、製品開発スピードの向上や組織のスリム化を目的に、従来のような春秋の定期的なリリースサイクルに頼らない体制変更や、中間管理職の削減を含む組織再編を計画していると報じられました。これに伴う経営体制の変化や先行きの不透明感が意識され、株価は-2.66%下落しました。

5. テスラ(TSLA)

最大300億ドルにのぼる巨額の融資およびクレジット契約を大手金融機関と結んだことがSECへの開示書類から明らかとなりました。AIの計算インフラや新型半導体プロジェクトなどの将来の巨額な設備投資への準備とみられますが、当面の資金調達の動きに対する慎重な見方も広がり、株価は-1.29%下落しました。


ドル円・金の値動き

ドル円(USD/JPY)

昨夜のドル円相場は、始値157.246円から高値157.341円、安値157.225円の非常に狭いレンジで推移し、直近値は前日比-0.034円(-0.02%)の157.327円となりました。月末に伴う実需の取引に加え、週末の重要な米雇用統計などの指標を控えていることから、市場参加者は新たな材料を待つ姿勢を強めており、目立ったトレンドは発生しませんでした。

金先物(COMEX・ドル建て)

金先物価格は上昇しました。始値4216.2ドルから安値4212.8ドル、高値4217.3ドルをつけ、終値は前日比+45.9ドル(+1.1%)の4214.3ドルとなりました。中東など緊迫した地政学的リスクへの懸念や、今週発表される米国の経済データ如何による利下げ期待の持続性を背景に、安全資産としての需要が改めて確認されたと考えられます。


今後の注目ニュース

重要度の目安:●●● 相場全体●●○ 一部の市場●○○ 参考

週末にかけて株式市場や為替市場に影響を与える重要指標や企業決算の予定が控えています。

重要度 高

1. 米国 9月 雇用統計(2026年10月2日 21時30分)

米国の労働市場の状況を示す最も重要な統計です。非農業部門雇用者数や失業率、平均時給が発表されます。

  • 市場への影響:雇用指標が市場予想を上回り、労働市場の底堅さが示されれば、FRBの急激な利下げ観測が後退し、金利上昇・ドル高・株安の反応になりやすいと一般に言われています。逆に、予想以上の雇用減速がみられた場合は、景気後退懸念が台頭する一方で利下げ期待が強まり、金利低下・ドル安に振れる傾向があります。

重要度 高

2. 米国 9月 ADP雇用統計(2026年9月30日 21時15分)

米国の給与計算代行サービス大手ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)が発表する民間部門の雇用動向に関する指標です。

  • 市場への影響:政府発表の雇用統計(10月2日)の先行指標として注目されるため、予想を大きく外れた場合には発表直後からドル円や株式先物市場が活発に動く可能性があります。

重要度 中

3. マイクロン・テクノロジー(MU) 決算発表(2026年10月1日 朝、日本時間)

大手半導体メモリメーカーであるマイクロン・テクノロジーが、2026会計年度第4四半期の決算を発表します(現地時間9月30日 取引終了後)。

  • 市場への影響:AI向けメモリであるHBM(高帯域幅メモリ)などの価格動向や今後の見通し(ガイダンス)は、エヌビディアをはじめとする他の半導体株やハイテク株全体のセンチメントを大きく左右すると考えられます。

重要度 中

4. 米国 9月 ISM製造業景気指数(2026年10月1日 23時00分)

米国の製造業の購買担当者に景況感をアンケート調査した指数で、50を上回れば景気拡大、下回れば縮小を示します。

  • 市場への影響:米国の製造業の活動状況から実体経済の底堅さを評価する指標として注目されます。インフレ関連の副指数である「支払価格(価格指数)」にも注目が集まりやすく、結果次第で金利や為替が変動する傾向があります。