【朝刊】2026-10-01 米国市場まとめ|売買代金TOP5・ドル円・金
今日のポイント
- S&P500が前日比-19.3(-0.25%)の7,651.54と下落する中、ナスダック総合は前日比+63.525(+0.24%)の26,861.064と、主要株価指数はまちまちな展開となりました。
- マイクロン・テクノロジーが決算発表を前に横ばいにとどまるなど材料をにらむ展開となる中、エヌビディアやアップルなど主要ハイテク株が買われてナスダック総合を押し上げた一方、利益確定売りに押されたメタ・プラットフォームズなどが下落し、S&P500は安値引けとなりました。
- 次に確かめるとよい点として、日本時間10月1日夜に発表される「米9月ISM製造業景気指数」や10月2日夜の「米9月雇用統計」があり、これらが景気のソフトランディング期待やFRBの今後の政策にどのような影響を与えるかが意識されています。
昨夜の米国市場サマリー
2026年9月30日の米国市場は、まちまちな値動きで取引を終えました。S&P500は始値7,688.99から一時は高値7,722.88まで買われたものの、引けにかけて失速し、前日比-19.3(-0.25%)の7,651.54とこの日の最安値で引けました。一方、ナスダック総合は前日比+63.525(+0.24%)の26,861.064と底堅く、主要な大型IT株への買いが指数を支える展開となりました。
米国株 売買代金TOP5
| 順位 | 銘柄 | 株価 | 騰落率 | 売買代金 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | マイクロン・テクノロジー(MU) | $1,065.11 | +0.00% | 約304億ドル |
| 2 | エヌビディア(NVDA) | $228.38 | +0.51% | 約271億ドル |
| 3 | アップル(AAPL) | $333.02 | +1.10% | 約166億ドル |
| 4 | メタ・プラットフォームズ(META) | $725.18 | -1.84% | 約139億ドル |
| 5 | マイクロソフト(MSFT) | $512.90 | +0.77% | 約139億ドル |
各銘柄の動向
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マイクロン・テクノロジー(MU) 9月30日の取引時間終了後に2026年度第4四半期(6〜8月期)決算の発表を控えていたことから、日中の通常取引では思惑が交錯し、前日比変わらずの1,065.11ドルで引けました。なお、引け後に発表された決算および次の四半期の業績見通しは、AI向けのサーバー需要拡大を背景に市場予想を大きく上回る好調な結果となっています。
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エヌビディア(NVDA) 前日9月29日に発表された最大1,500億ドルの自社株買い枠の増額(総額2,350億ドルに拡大)が引き続き好材料として意識されました。また、同日にホワイトハウスで開催された「スーパーインテリジェンス」に関する会合にジェンセン・ファンCEOが出席したこともあり、AI需要への成長期待から前日比+0.51%と堅調な推移を見せました。
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アップル(AAPL) 大手テック株の中で底堅い推移が続いていることが好感され、この日も買いが優勢となって前日比+1.10%の上昇で引けました。
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メタ・プラットフォームズ(META) 9月29日にホワイトハウスで署名された「スーパーインテリジェンスに関するアコード」にマーク・ザッカーバーグCEOが共同署名したものの、株価は直近の急ピッチな上昇から利益確定売りが優先され、前日比-1.84%と下落しました。
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マイクロソフト(MSFT) 前日にホワイトハウスで開催された会合にサティア・ナデラCEOが同席したことに加え、AI関連分野での展開力の高さが改めて注目を集め、前日比+0.77%と買いを吸収する展開となりました。
ドル円・金の値動き
ドル円(USD/JPY)
ドル円は始値157.331から高値157.449、安値157.303のレンジで取引され、直近値は157.435となりました。前日比+0.031(+0.02%)と、小幅な上昇にとどまりました。米国のインフレ圧力が幾分落ち着きを見せるなか、次なる判断材料となる米国の主要な景気指標を控えて様子見姿勢が強まる形となりました。
金先物(COMEX)
ドル建ての金先物は、始値4,190.1から高値4,192、安値4,185まで推移し、終値は前日比+6(+0.14%)の4,185.7となりました。米利下げペースへの警戒感やインフレ見通しの交錯を受け、目先の方向感を探る水準でのもみ合いが続いています。
今後の注目ニュース
重要度の目安:●●● 相場全体●●○ 一部の市場●○○ 参考
日本時間10月1日以降に予定されている、市場の関心が高い主要な経済指標やイベントは以下の通りです。
重要度 高
1. 米9月雇用統計(2026年10月2日 21:30)
米国の労働市場の現状を示す最も重要な経済統計の一つです。非農業部門雇用者数の増減、失業率、平均時給の推移に高い注目が集まります。 一般的に意識されやすい影響: 雇用者数が予想を上回って拡大し失業率が低水準を維持すれば、景気の底堅さを背景に株式市場を支持しやすくなります。一方で、大幅に数字が下振れして労働市場の急激な弱まりが意識された場合、景気減速(リセッション)への懸念から為替がドル安・円高方向に傾くなどの波乱要因となる可能性があります。
重要度 高
2. 米9月ISM製造業景気指数(2026年10月1日 23:00)
全米の製造業購買担当者へのアンケートをもとに算出される、製造業の景況感を表す指標です。 一般的に意識されやすい影響: 50を境に景気拡大と縮小を測る指標であり、予想を上回る結果であれば米経済の力強さが好感され、ドル安懸念の後退や株価の底堅さにつながりやすくなります。逆に50を大幅に割り込む結果となれば、景気の停滞を懸念するリスク回避の売りが誘発される可能性があります。
重要度 中
3. 米週次新規失業保険申請件数(2026年10月1日 21:30)
毎週発表される雇用の先行指標です。 一般的に意識されやすい影響: 翌日の雇用統計の発表を控えていることもあり、先行的な雇用情勢を察知するシグナルとして意識されます。申請件数の急激な増加は、労働需給の軟化を市場に意識させる要因となり得ます。
重要度 中
4. 米9月ISM非製造業景気指数(2026年10月5日 23:00)
サービス業などの非製造業を対象とした景況感指数です。 一般的に意識されやすい影響: 非製造業が米国経済の大部分を占めているため、この指数の結果は全体的な内需の底堅さを判断する材料となります。強い数値が出た場合は経済の過熱感が警戒される一方、弱い数値が出た場合は成長の鈍化懸念につながる可能性があります。