【朝刊】2026-10-02 米国市場まとめ|売買代金TOP5・ドル円・金
今日のポイント
- 2026年10月1日の米国株式市場は小幅に続伸し、S&P500は前日比+14.91(+0.19%)、ナスダック総合は+10.535(+0.04%)で取引を終えました。
- 前日引け後に発表された半導体大手マイクロン・テクノロジーの好決算を受け、人工知能(AI)や半導体関連セクターへの需要の強さが再確認され、市場全体の支えとなりました。
- 日本時間の本日10月2日21:30に発表される米9月雇用統計に関心が集まっており、労働市場の動向が今後の金利見通しに与える影響が意識されています。
昨夜の米国市場サマリー
2026年10月1日の米国株式市場は、主要株価指数がそろって小幅に続伸し、10月および第4四半期の取引を開始しました。S&P500は始値7666.47から一時7684.75まで上昇したものの、終値は前日比+14.91(+0.19%)の7666.45にとどまりました。ナスダック総合も前日比+10.535(+0.04%)の26871.596と、プラス圏を維持して取引を終えました。前日に発表された半導体企業の決算が良好だったことを好感し、IT・ハイテク関連銘柄を中心に買いが先行しましたが、翌日に重要経済指標の発表を控えていることから、全体としては上値の重い展開となりました。
米国株 売買代金TOP5
2026年10月1日の米国株式市場(S&P100構成銘柄)における売買代金上位5銘柄は以下の通りです。
| 順位 | 銘柄 | 株価 | 騰落率 | 売買代金 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | マイクロン・テクノロジー(MU) | $1,097.39 | +3.03% | 約491億ドル |
| 2 | エヌビディア(NVDA) | $230.86 | +1.09% | 約225億ドル |
| 3 | インテル(INTC) | $120.00 | -0.19% | 約123億ドル |
| 4 | アップル(AAPL) | $330.32 | -0.81% | 約116億ドル |
| 5 | アルファベット(グーグル)(GOOGL) | $338.24 | -1.70% | 約112億ドル |
各銘柄の動向
- マイクロン・テクノロジー(MU) 株価は前日比+3.03%の$1,097.39となり、約491億ドルと突出した売買代金を記録しました。前日に発表した会計年度第4四半期決算において、売上高が前年同期の113.2億ドルから542.3億ドルへと急拡大し、市場予想を上回る大幅な増収増益を達成したことが強い好感を持って受け止められました。強気なガイダンスに加え、複数のアナリストが目標株価を相次いで引き上げたことも、買い注文を大きく膨らませる要因となりました。
- エヌビディア(NVDA) 株価は前日比+1.09%の$230.86、売買代金は約225億ドルとなりました。マイクロンの好調な決算により、同社が強みを持つAI向け高帯域幅メモリー(HBM)をはじめとするAIインフラ需要の堅調さが再確認され、同社株にも買いが波及しました。また、金融機関が投資判断「Overweight」と目標株価$350を継続したことも市場で意識されたと考えられます。
- インテル(INTC) 株価は前日比-0.19%の$120.00、売買代金は約123億ドルでした。半導体セクターの他銘柄が強含みを見せるなか、同社株は小幅なマイナス圏で推移し、セクター内での物色の濃淡が表れる結果となりました。
- アップル(AAPL) 株価は前日比-0.81%の$330.32、売買代金は約116億ドルでした。特段の個別材料は報じられていないものの、翌日の重要な雇用統計の発表を控えてリスクを抑制する姿勢から、時価総額の大きいハイテク株の一角として利益確定売りに押されたものと考えられます。
- アルファベット(グーグル)(GOOGL) 株価は前日比-1.70%の$338.24、売買代金は約112億ドルを記録しました。昨夜は大型ハイテク株の中で相対的に軟調な推移となり、下落が目立ちました。
ドル円・金の値動き
ドル円(USD/JPY)は、2026年10月1日の取引において始値158.055、高値158.175、安値158.032、直近で158.083となり、前日比+0.525(+0.33%)の上昇を記録しました。日本時間の本日夜に控える米雇用統計の発表を前に、ドルを買う動きが優勢となり、緩やかなドル高・円安方向での推移となりました。 一方、金先物(COMEX・ドル建て)は、始値4204.6、高値4207.2、安値4201.4、終値4202.2となり、前日比+15.5(+0.37%)と上昇しました。地政学的な警戒感や、マクロ指標の発表を目前にした安全資産へのヘッジニーズなどが、金価格の下支えとして意識されています。
今後の注目ニュース
重要度の目安:●●● 相場全体●●○ 一部の市場●○○ 参考
直近から今後数週間にわたる主な予定と市場への影響は以下の通りです。
重要度 高
1. 米9月雇用統計の発表(2026年10月2日 21:30)
米国労働省から日本時間の今夜、9月の雇用統計が発表されます。非農業部門雇用者数(NFP)は前月の162,000人増から減速し、90,000人〜95,000人程度の増加が見込まれているほか、失業率は4.1%で据え置かれると予測されています。 市場への影響: 労働市場が急激に減速しているのか、あるいは堅調さを維持しているのかは、FRBが今後の政策金利の引き下げペースを判断する上で極めて重要な要素です。市場予想と乖離した結果となれば、金利の先行き見通しが修正され、外国為替市場のドル円や株式相場が上下に大きく変動する可能性があります。
重要度 高
2. 米9月消費者物価指数(CPI)の発表(2026年10月14日 21:30)
日本時間10月14日の夜間に、米国の9月消費者物価指数(CPI)の発表が予定されています。 市場への影響: インフレの沈静化ペースが順調であることが確認されれば、金利低下への期待感から株式相場をサポートしやすいと考えられます。逆に、インフレのしぶとさが示され市場予想を上回る数値となった場合は、金利高止まりへの警戒から、債券利回りの上昇や株価の調整要因となる可能性があります。
重要度 低
3. コロンブス・デーに伴う米債券市場の休場(2026年10月12日)
10月12日は「コロンブス・デー」のため、米国の債券市場が終日休場となります。なお、ニューヨーク株式市場は通常通り取引が行われます。 市場への影響: 債券市場が動かないことで株式市場でも全体の取引量が減少する傾向があります。市場の流動性が低下することから、突発的なニュースが発生した際に株価が不安定な動き(ボラティリティの上昇)を見せる可能性があるため、取引環境の変化に注意が必要です。