【朝刊】2026-10-14 米国市場まとめ|売買代金TOP5・ドル円・金
今日のポイント
- 最も大きな動きとその数値:13日の米国市場では、S&P500が前日比-1.79ポイント(-0.02%)の7805.45、ナスダック総合指数が同-41.52ポイント(-0.15%)の27204.381となり、主要指数は小幅に続落しました。
- その背景・なぜ重要か:主要企業の決算発表が相次ぐなか、半導体銘柄の一角に売りが出た一方、最新AIモデルを発表したIT大手が買われるなど好悪材料が交錯し、相場全体としては方向感を欠くもみ合いとなりました。
- 次に確かめるとよい指標・イベント:本日夜に予定されている米9月消費者物価指数(CPI)の結果と、それを受けた米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策見通しの変化が意識されています。
昨夜の米国市場サマリー
13日の米国株式市場は、主要指数が前日終値近辺で小幅に下落して取引を終えました。S&P500は前日比-1.79ポイント(-0.02%)の7805.45、ナスダック総合指数は前日比-41.52ポイント(-0.15%)の27204.381となりました。決算発表を行った大手金融機関の株価動向や半導体セクターの伸び悩みが相場の重しとなったものの、個別材料のある大手IT株への買いが指数を支え、限定的な値動きにとどまりました。
米国株 売買代金TOP5
| 順位 | 銘柄 | 株価 | 騰落率 | 売買代金 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | マイクロン・テクノロジー(MU) | $953.19 | -3.62% | 約276億ドル |
| 2 | エヌビディア(NVDA) | $228.52 | +0.97% | 約191億ドル |
| 3 | メタ・プラットフォームズ(META) | $762.50 | +2.63% | 約173億ドル |
| 4 | アップル(AAPL) | $341.27 | +0.09% | 約133億ドル |
| 5 | マイクロソフト(MSFT) | $543.45 | +0.43% | 約129億ドル |
- マイクロン・テクノロジー(MU):350億ドル規模の自社株買い枠引き上げを発表したものの、競合の技術開発に関する報道やメモリ需給への警戒感から売りが先行し、3.62%下落しました。
- エヌビディア(NVDA):半導体セクター全体で売りが交錯する局面があったものの、中長期的なAIインフラ需要への根強い期待感から買戻しが入り、0.97%上昇しました。
- メタ・プラットフォームズ(META):新開発のAIモデル「Muse Wonder」のリリースや法人向けAI展開への期待が高まり、買いを集めて2.63%上昇しました。
- アップル(AAPL):全般的なもみ合い展開のなかで安定した買いが続き、0.09%高とほぼ横ばいで推移しました。
- マイクロソフト(MSFT):IT・ソフトウェア関連銘柄への買戻しの流れを受けて買いが優勢となり、0.43%上昇しました。
ドル円・金の値動き
13日の外国為替市場でドル円(USD/JPY)は直近158.339円となり、前日比-0.181円(-0.11%)とわずかにドル安・円高方向に振れました。米インフレ指標の公表を控えて見送り気分が強く、158.254円から158.361円の非常に狭いレンジでの取引にとどまりました。
COMEXの金先物(ドル建て)は終値で4182.7ドルとなり、前日比-7.9ドル(-0.19%)と小幅に反落しました。米長期金利の推移や重要経済指標の発表を見極めたいとの姿勢から、短期的な利益確定売りが優勢となりました。
今後の注目ニュース
重要度の目安:●●● 相場全体●●○ 一部の市場●○○ 参考
重要度 高
1. 米9月消費者物価指数(CPI)発表(10月14日 21:30)
本日夜(日本時間10月14日21時30分)に、米国の9月消費者物価指数(CPI)が発表されます。インフレの動向を示す最重要指標の一つであり、市場予想との乖離が大きい場合はFRBの金融政策見通しに直接影響を与える可能性があります。インフレ率の減速または加速の度合いに応じて、株式や為替市場全体でボラティリティが高まる傾向があります。
重要度 高
2. FOMC政策金利発表(10月29日 03:00)
米連邦公開市場委員会(FOMC)による政策金利の発表および会見が、日本時間10月29日午前3時に予定されています。FRBによる金利判断や今後の金融政策に関する姿勢は、世界の資本市場全般に及ぶため極めて注目度の高いイベントです。金利見通しの変更は株価評価や為替相場に広範な影響を与えると考えられています。
重要度 中
3. 米主要企業の第3四半期決算発表(10月14日〜15日)
バンク・オブ・アメリカ(BAC)などの大手金融機関をはじめ、2026年第3四半期の主要企業決算発表が相次ぎます。企業業績や通期見通しの内容は個別銘柄だけでなく、関連セクターや株式市場全体の投資家心理を左右する材料として意識されやすい特徴があります。
重要度 中
4. 米9月卸売物価指数(PPI)・小売売上高発表(10月15日 21:30)
明日夜(日本時間10月15日21時30分)には、米国の9月卸売物価指数(PPI)および9月小売売上高が発表されます。PPIは消費者物価に先行するインフレ圧力の指針となり、小売売上高は米経済の根幹をなす個人消費の強さを示します。米国経済の底堅さやインフレ持続性を判断する上で手がかりになるとみられています。