【朝刊】2026-10-21 米国市場まとめ|売買代金TOP5・ドル円・金
今日のポイント
- 昨夜の米国株式市場でS&P500指数は前日比+21.84ポイント(+0.28%)の7712.57と小幅に伸長した一方、ナスダック総合指数は前日比-6.074ポイント(-0.02%)の26424.816とほぼ横ばいで取引を終えました。
- 主要ハイテク株の個別材料や業績動向に対する思惑から売り買いが交錯し、指数ごとの高安が分かれる方向感の乏しい展開となりました。
- 今後は次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)での金融政策の行方や、新規失業保険申請件数などの雇用指標、米国債入札における需給の強弱が意識されやすいと考えられます。
昨夜の米国市場サマリー
2026年10月20日の米国株式市場において、S&P500指数は前日比+21.84ポイント(+0.28%)の7712.57で引け、小幅に続伸しました。始値7679.01から高値7748.42、安値7668.03を記録するなど、限定的な範囲での値動きとなりました。
一方で、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数は前日比-6.074ポイント(-0.02%)の26424.816となり、わずかに下落して取引を完了しました。始値26332.922から高値26601.715まで買われる場面が見られたものの、その後は利益確定の売りに押され、ほぼ前日終値水準で小もみ合いを続けて引けました。
米国株 売買代金TOP5
| 順位 | 銘柄 | 株価 | 騰落率 | 売買代金 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | マイクロン・テクノロジー(MU) | $896.07 | -0.98% | 約174億ドル |
| 2 | エヌビディア(NVDA) | $216.47 | -0.29% | 約168億ドル |
| 3 | アップル(AAPL) | $339.50 | -1.00% | 約121億ドル |
| 4 | メタ・プラットフォームズ(META) | $694.25 | -1.59% | 約116億ドル |
| 5 | テスラ(TSLA) | $373.71 | +1.54% | 約115億ドル |
各銘柄の動向
- マイクロン・テクノロジー(MU): 米ニューヨーク州における重要鉱物精錬事業への資金拠出を発表したものの、直近のメモリ市場に対する警戒感や利益確定の売りが先行し、前日比-0.98%の下落となりました。売買代金は約174億ドルに達し、トップの取引規模を集めました。
- エヌビディア(NVDA): ドイツでのAI関連カンファレンス開催や大口受注に関する報道が注目を集める中、全体的なハイテク株の持ち高調整に押され、前日比-0.29%と小幅に値を下げて引けました。
- アップル(AAPL): 大手証券会社による投資判断引き下げや、今後のiPhone出荷見通しに関する慎重な見方が伝えられたことで売りが先行し、株価は前日比-1.00%となりました。
- メタ・プラットフォームズ(META): 決算発表を前に設備投資負担に対する警戒感が意識されるなか、大型IT株の一角として売りが優勢となり、前日比-1.59%と下落しました。
- テスラ(TSLA): 第3四半期決算発表を翌日に控える中、事前の納車実績が市場予想を上回ったことなどが好感され、買いが優勢となって株価は前日比+1.54%と買いを集めました。
ドル円・金の値動き
- USD/JPY(ドル円): 始値158.144円から高値158.298円、安値158.103円の間で取引され、直近値は158.285円(前日比-0.238円、-0.15%)となりました。日米の金利差を巡る思惑の中で高値圏での小幅な調整が見られ、わずかに円高・ドル安方向へ振れる結果となりました。
- 金先物(COMEX・ドル建て): 始値4143.4ドルから終値4147.5ドル(前日比-12.6ドル、-0.3%)と下落しました。高値4147.7ドル、安値4143.2ドルの推移の中で、米金利や為替の動向を見極めたい投資家による戻り売りが重石となったと考えられます。
今後の注目ニュース
重要度の目安:●●● 相場全体●●○ 一部の市場●○○ 参考
重要度 高
1. FOMC政策金利発表(2026年10月29日 03:00 JST / 現地時間28日)
米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策決定会合の結果が公表されます。政策金利の変更有無や声明文の内容、パウエル議長の記者会見を通じて今後の利下げペースや物価認識が示されるため、株式・為替・債券市場の全体において今後の方向性を大きく左右するイベントとして意識されやすいでしょう。
重要度 中
2. 米20年国債入札(2026年10月22日 02:00 JST / 現地時間21日)
米国債の需要動向を確認する上で市場の関心が高まる入札イベントです。最高落札利回りや応札倍率などの結果に応じて米長期金利が上下し、それに応じてドル円相場や大型ハイテク株の株価評価に影響を及ぼす可能性があります。
重要度 中
3. 米新規失業保険申請件数(2026年10月22日 21:30 JST / 現地時間22日)
米国の労働市場における冷え込み具合や雇用の流動性を週単位で把握するための指標です。市場の想定から離れた結果となった場合、FRBの金融引き締め・緩和に対する思惑が変化し、株式市場や為替市場における短期的な値動きにつながることが想定されます。