【朝刊】2026-10-24 米国市場まとめ|売買代金TOP5・ドル円・金
今日のポイント
- 米国株市場では、S&P500が前日比-39.75ポイント(-0.52%)の7623.68、ナスダック総合指数が前日比-53.518ポイント(-0.21%)の25955.342となり、主要株価指数がそろって下落しました。
- AI需要への期待を背景に一部の半導体銘柄には買われる動きが見られたものの、市場全体では来週に控える重要な金融政策イベントや主要企業の決算発表を前に利益確定売りや高値警戒感が意識されたと考えられます。
- 次に確かめるとよい指標・イベントとしては、10月27日〜28日(現地時間)に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策金利発表およびパウエルFRB議長の記者会見、主要IT企業の決算動向が挙げられます。
昨夜の米国市場サマリー
2026年10月23日の米国株式市場は、主要指数がそろって軟調な展開となりました。S&P500は前日比-39.75(-0.52%)の7623.68、ナスダック総合指数は前日比-53.518(-0.21%)の25955.342で取引を終えています。半導体の一角など堅調な銘柄もみられたものの、来週の重要イベントを前に利益確定の動きが相場全体の重しとなったと意識されています。
米国株 売買代金TOP5
| 順位 | 銘柄 | 株価 | 騰落率 | 売買代金 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | マイクロン・テクノロジー(MU) | $877.55 | +2.46% | 約185億ドル |
| 2 | エヌビディア(NVDA) | $210.96 | -0.59% | 約168億ドル |
| 3 | アップル(AAPL) | $347.73 | -0.14% | 約137億ドル |
| 4 | テスラ(TSLA) | $372.22 | -0.63% | 約129億ドル |
| 5 | メタ・プラットフォームズ(META) | $642.62 | -0.96% | 約95億ドル |
各銘柄の動き
- マイクロン・テクノロジー(MU):人工知能(AI)向け高帯域幅メモリ(HBM)に対する旺盛な需要見通しや業績期待が引き続き意識され、売買代金首位を集めるとともに株価は+2.46%と上昇しました。
- エヌビディア(NVDA):AI半導体の中核銘柄として高い取引水準を維持しましたが、直近の連高に対する持ち高調整の売りなどが重しとなり、株価は-0.59%と小幅に下落しました。
- アップル(AAPL):時価総額首位を巡る動きや新型端末の動向などに市場の関心が集まり活発に売買されたものの、利益確定売りに押され-0.14%で取引を終えました。
- テスラ(TSLA):決算通過後もAI・自動運転事業や今後の販売動向への関心から高い売買代金を記録したものの、全体相場の軟調さもあり-0.63%となりました。
- メタ・プラットフォームズ(META):AIインフラ投資の継続やデジタル広告の動向に注目が集まる中で取引を伸ばしましたが、リスク回避の売りが優勢となり-0.96%と小幅安となりました。
ドル円・金の値動き
外国為替市場のドル円(USD/JPY)は、始値156.774円から高値157.16円、安値156.072円の間で推移し、直近では156.814円(前日比+0.32円、+0.2%)とわずかにドル高・円安傾向を示しました。
ニューヨーク金先物(COMEX・ドル建て)は、始値4042.2ドルから終値4010ドルへと移動し、前日比-50.4ドル(-1.24%)で下落しました。米長期金利の推移やドル高基調を受けて利益確定の売りが出やすい環境となった可能性があると考えられます。
今後の注目ニュース
重要度の目安:●●● 相場全体●●○ 一部の市場●○○ 参考
重要度 高
1. 米FOMC政策金利発表・記者会見(2026年10月29日 日本時間 3:00 / 3:30[現地時間10月28日])
米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、政策金利の決定とパウエル議長の記者会見を行います。
- 一般的に意識されやすい影響:政策金利の引き下げや将来の金融緩和に関する示唆が出された場合、株式市場には追い風、米金利低下を通じてドル安要因として意識されやすくなります。一方でタカ派的な姿勢が強調された場合は、株式市場の重しやドル高要因となる可能性があります。
重要度 高
2. 米7-9月期GDP速報値および9月PCE物価指数発表(2026年10月29日 日本時間 21:30[現地時間10月29日])
米国の経済成長率を示す第3四半期GDP速報値と、FRBがインフレ指標として重視する個人消費支出(PCE)デフレーターが同時に公表されます。
- 一般的に意識されやすい影響:インフレ指数の落ち着きや堅調な成長率が確認されれば、米経済のソフトランディング期待が高まり株式相場の支えとなりやすい一方、インフレの再燃を示唆する結果が出た場合は金利高・株安につながる可能性があります。
重要度 中
3. 主要IT企業(ビッグテック)の決算発表集中週(2026年10月下旬[現地時間10月下旬])
アップルやアルファベット、マイクロソフト、アマゾンなど大手IT企業(ビッグテック)の四半期決算の発表が順次予定されています。
- 一般的に意識されやすい影響:主要企業の業績や設備投資(特にAI関連投資)の見通しは、関連する半導体銘柄や株式市場全体の投資家心理を大きく左右しやすい指標として注目されます。