【朝刊】2026-10-28 米国市場まとめ|売買代金TOP5・ドル円・金
今日のポイント
- ナスダック総合株価指数が308.43ポイント高(+1.18%)と大きく上昇:2026年10月27日の米国株式市場では、ナスダック総合指数が26477.811まで買われ、S&P500指数も前日比+45.83ポイント(+0.6%)の7722.6で取引を終えるなど、ハイテク株を中心に買いが広がる展開となりました。
- 半導体や大手テクノロジー株の買い戻しが相場を牽引:個別材料や技術見通しの提示があったマイクロン・テクノロジー(前日比+2.77%)やテスラ(同+4.04%)の上昇が手掛かりとなり、株式市場全体の上昇圧力を強めたとみられます。
- FOMC政策金利発表と米国Q3 GDP速報値の発表を注視:日本時間29日未明に控える米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表や、翌29日夜の米国第3四半期実質GDP速報値の動向を確認することが、今後の金利動向や株式市場の方向感を探るうえで意識されています。
昨夜の米国市場サマリー
2026年10月27日の米国株式市場は、主要株価指数が揃って堅調に推移しました。S&P500指数は前日比+45.83ポイント(+0.6%)の7722.6、ナスダック総合指数は同+308.43ポイント(+1.18%)の26477.811で引けています。半導体セクターやメガテック銘柄を中心に資金が流入し、指数を押し上げる格好となりました。
米国株 売買代金TOP5(S&P100構成銘柄、2026-10-27)
| 順位 | 銘柄 | 株価 | 騰落率 | 売買代金 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | メタ・プラットフォームズ(META) | $620.19 | -1.64% | 約314億ドル |
| 2 | マイクロン・テクノロジー(MU) | $928.76 | +2.77% | 約212億ドル |
| 3 | エヌビディア(NVDA) | $217.94 | +0.90% | 約184億ドル |
| 4 | テスラ(TSLA) | $407.46 | +4.04% | 約183億ドル |
| 5 | アップル(AAPL) | $347.10 | +0.93% | 約136億ドル |
各銘柄の主な動きは以下の通りです。
- メタ・プラットフォームズ(META):決算に伴う大規模な法的費用の計上や今後のインフラ投資負担などが意識され、全体相場の上昇の中で前日比-1.64%と小幅に下落しました。
- マイクロン・テクノロジー(MU):次世代メモリ技術の製品ロードマップ発表やAI市場におけるメモリ供給逼迫の長期化見通しなどが好材料視され、株価は前日比+2.77%と買いを集めました。
- エヌビディア(NVDA):AI向け半導体需要の拡大基調を背景に、同業種全般の上昇波に乗る形で前日比+0.90%と続伸しました。
- テスラ(TSLA):宇宙関連企業との連携観測やCEOに関連する市場動向が材料視され、ハイテク株高の流れにも支えられて前日比+4.04%と大幅高となりました。
- アップル(AAPL):大型ハイテク銘柄全般に資金が戻る中、AI機能展開に対する中長期的な期待感も根強く、株価は前日比+0.93%と手堅く推移しました。
ドル円・金の値動き
2026年10月27日の為替市場で、ドル円(USD/JPY)は始値157.912円から上昇し、前日比+1.155円(+0.74%)の157.985円(高値と同値)で取引を終了しました。米金利の先行きや米国経済の底堅さを背景にドルを買う動きが強まり、円売り・ドル買いが優勢となりました。
同日のCOMEX金先物(ドル建て)は、始値4073.6ドルから反発し、前日比+37.2ドル(+0.92%)の4075.6ドルで終値を付けました。株価上昇局面でありながらも、インフレ警戒感や重要イベントを前にした資産分散の動きなどが金価格の下値を支えたと考えられます。
今後の注目ニュース
重要度の目安:●●● 相場全体●●○ 一部の市場●○○ 参考
重要度 高
1. FOMC政策金利発表・議長記者会見(2026年10月29日 03:00〜03:30 JST)
米連邦公開市場委員会(FOMC)が2日間の会合を終え、日本時間10月29日午前3時に政策金利および声明文を公表します(現地時間10月28日 14:00)。また、午前3時半からは定例の記者会見が開催される予定です。 一般的に意識されやすい影響:政策金利の据え置きや追加引き締めへの言及の有無により、米長期金利およびドル相場に直接的な影響が及ぶ可能性があります。金融締め付けの継続が意識された場合は金利高・ドル高・株安の圧力が強まりやすく、引き締め終了期待が高まった場合は株式市場への追い風やドル安要因として捉えられる傾向があります。
重要度 高
2. 米国 2026年7-9月期(Q3)GDP速報値(2026年10月29日 21:30 JST)
米国商務省経済分析局(BEA)より、日本時間10月29日21時30分(現地時間10月29日 08:30)に2026年第3四半期の実質GDP速報値が発表されます。 一般的に意識されやすい影響:実質GDP成長率が予想を上回る堅調な伸びを示した場合、米国経済のタフさが確認される一方で金利高圧力を招く可能性があります。一方、成長減速が示された場合は、景気後退への警戒感が生じる反面、金利低下を通じて株式や債券への支援材料として解釈される場合があります。
重要度 中
3. 欧州中央銀行(ECB)政策金利発表(2026年10月29日 21:15 JST)
欧州中央銀行(ECB)が日本時間10月29日21時15分(現地時間10月29日 14:15)に最新の金融政策決定を発表し、その後に総裁の記者会見が行われる予定です。 一般的に意識されやすい影響:ユーロ圏のインフレ状況や景気判断に対する姿勢が示されます。事前予想に比べてタカ派(引き締め的)な姿勢が示された場合はユーロ高・ドル安に振れやすく、ドル円をはじめとするクロス円相場にも間接的な影響を与える可能性があります。
重要度 中
4. 日本銀行 金融政策決定会合 結果発表(2026年10月30日 12:00頃 JST)
日本銀行が10月29日〜30日に開催する金融政策決定会合の結果が、日本時間10月30日の昼頃に発表される見通しです。 一般的に意識されやすい影響:日本の政策金利見通しや金融環境に関する発言・判断は、ドル円相場や国内株式市場(特に金融株や輸出関連株)に直接的な影響を与える傾向があります。追加の金利引き上げやタカ派的なスタンスが意識された場合は、円高圧力や株式相場の短期的な調整要因として意識される可能性があります。