【朝刊】2026-10-31 米国市場まとめ|売買代金TOP5・ドル円・金
今日のポイント
- ナスダック総合株価指数が前日比-747.723ポイント(-2.86%)と大幅に下落し、S&P500指数も前日比-140.32ポイント(-1.82%)と連安する展開となりました。
- 米国株売買代金2位のインテルが発表した業績見通しの悪化を受けて株価が-28.58%急落し、エヌビディアやマイクロン・テクノロジーなど主要な半導体・ハイテク関連銘柄へ広く売りが波及したことが市場全体の押し下げ要因として意識されています。
- 今後は、週明けに予定されている米製造業関連の指標や、来週控える米雇用統計などの経済データを通じて、労働市場や景気減速の程度を確かめることが重要になりそうです。
昨夜の米国市場サマリー
2026年10月30日の米国株式市場は、ハイテク銘柄を中心に売りが広がる展開となりました。S&P500指数は始値7631.07から安値7527.56まで下落し、終値は前日比-140.32(-1.82%)の7580.07で取引を終えました。また、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は始値25592.486から終値25436.998となり、前日比-747.723(-2.86%)と大きく値を下げる結果となりました。
米国株 売買代金TOP5
昨夜の米国市場におけるS&P100構成銘柄の売買代金上位5銘柄は以下の通りです。
| 順位 | 銘柄 | 株価 | 騰落率 | 売買代金 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | エヌビディア(NVDA) | $204.64 | -4.22% | 約340億ドル |
| 2 | インテル(INTC) | $65.76 | -28.58% | 約297億ドル |
| 3 | マイクロン・テクノロジー(MU) | $884.74 | -5.30% | 約270億ドル |
| 4 | アマゾン・ドット・コム(AMZN) | $240.35 | -1.41% | 約252億ドル |
| 5 | アップル(AAPL) | $344.63 | -1.23% | 約234億ドル |
売買代金1位の**エヌビディア(NVDA)**は、半導体セクター全体への警戒感が強まるなかで売りが先行し、株価は前日比-4.22%となりました。
売買代金2位の**インテル(INTC)**は、発表された第3四半期決算の実績自体は市場予想を上回ったものの、示された第4四半期の売上高や利益の見通しが市場予想を大幅に下回ったことで売りが殺到し、株価は前日比-28.58%と急落しました。
売買代金3位の**マイクロン・テクノロジー(MU)**は、インテルの見通し懸念に起因する半導体銘柄全般の下落トレンドに巻き込まれ、前日比-5.30%と値を下げました。
売買代金4位の**アマゾン・ドット・コム(AMZN)**は、人工知能(AI)関連をはじめとする設備投資計画に対する見極め姿勢や、ハイテク大型株全体へのポジション調整の動きから前日比-1.41%落としました。
売買代金5位の**アップル(AAPL)**は、大型ハイテク銘柄から資金を一時的に引き揚げるリスクオフの動きが意識され、前日比-1.23%の推移となりました。
ドル円・金の値動き
外国為替市場におけるUSD/JPY(ドル円)は、始値157.642円から高値157.898円、安値156.957円の間で推移し、直近では157.519円と前日比-0.314(-0.2%)の小幅なドル安・円高水準で落ち着きました。米国株式市場の軟調を受けてリスク回避的なドル売りの動きがやや優勢になったと考えられます。
一方、COMEX金先物(ドル建て)は、始値4033.6ドルから高値4038.2ドル、安値3879.3ドルと動揺を見せ、終値は3884.9ドルと前日比-146.5(-3.63%)で引き引けました。株式市場の下落に伴う換金売りやポジション調整の動きなどが金価格の下押し要因として意識された可能性があります。
今後の注目ニュース
重要度の目安:●●● 相場全体●●○ 一部の市場●○○ 参考
重要度 高
1. 米10月雇用統計(2026年11月6日 22:30 JST / 現地時間6日 08:30 EST)
米国労働省から公表される月次の雇用動向データです。非農業部門雇用者数や失業率、平均時給の伸び率は米国の経済状況や消費力を評価する中心的な指標とされています。一般的に、市場予想を上回る強い結果となった場合は利下げ観測の交代から金利上昇や株価の重荷となる可能性があり、逆に弱い結果の場合は景気減速感を通じて為替や株式相場に反応が生じやすいと考えられています。
重要度 高
2. 米10月ISM製造業景況指数(2026年11月2日 24:00 JST / 現地時間2日 10:00 EST)
全米供給管理協会(ISM)が公表する製造業の景況感を示す指標です。好不況の分岐点とされる50の節目を上回るかどうかが関心を集めます。一般的に指数が堅調であれば米国景気の底堅さを支える材料とされる一方、低下がみられた場合は景気停滞への懸念から株式市場やドル相場の変動要因になると見られています。
重要度 高
3. 次回FOMC政策金利発表(2026年12月10日 未明 JST / 現地時間9日 14:00 EST)
米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策決定会合の結果発表です。金利水準の改定だけでなく、四半期ごとに発表される経済見通しや金利予測分布(ドットチャート)を通じて今後の金融引き締め・緩和の方向性が提示されるため、株式・為替・債券市場の全般に大きな影響を与えやすいイベントとして位置づけられます。
重要度 中
4. 中国10月製造業PMI(2026年10月31日 10:30 JST)
中国国家統計局が発表する製造業の購買担当者景気指数です。中国の景気回復の足取りや製造業の勢いを測る指標であり、一般的に想定以上の伸びを示せば世界的な需要回復への期待からアジア市場の株式や資源関連銘柄の心理的支えになると意識されます。