【夕刊】2026-11-04 東京市場まとめ|日経平均・ドル円・金
今日のポイント
- 本日の日経平均株価は前日比-893.23円(-1.42%)と大幅に反落し、終値は62188.629円となりました。安値では60030.102円まで下落する場面もありました。
- 直近の上昇に対する利益確定売りが先行したほか、今晩以降に控える米国の主要経済指標の発表を前にポジションを調整する動きが強まったことが要因と考えられます。
- 今晩日本時間24:00発表予定の米10月ISM非製造業景況指数や、週末11月6日の米10月雇用統計における労働市場・景況感のデータが次の確認ポイントとなります。
本日の東京市場サマリー
4日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落となりました。前日までの高値圏推移に対する警戒感や海外市場のボラティリティ上昇を受け、銘柄群に幅広く売りが先行する展開となりました。外国為替市場ではドル円が158円台前半で堅調に推移したものの、商品市場では金先物が前日比+2.3%と急伸しており、投資家の間でリスク回避や安全資産への関心が意識された1日となっています。
日経平均の値動き
| 項目 | 株価 | 前日比 / 騰落率 |
|---|---|---|
| 始値 | 62973.16 | — |
| 高値 | 63105.469 | — |
| 安値 | 60030.102 | — |
| 終値 | 62188.629 | -893.23(-1.42%) |
本日の日経平均株価は、始値62973.16で取引を開始した後、寄り付き直後に高値63105.469まで買いが先行しました。しかし、ほどなくして戻り売りや利益確定売りに押される展開となり、取引時間中には一時安値60030.102まで下落幅を広げました。
節目の60000ライン手前では買い戻しの動きも見られましたが、勢いは限定的となり、終値は前日比-893.23(-1.42%)の62188.629で本日の取引を終えています。主要イベントの通過を控えた警戒感から、積極的な買い控えが広がったと捉えられています。
ドル円・金の動き
| 銘柄・通貨ペア | 直近値 | 前日比 / 騰落率 | 始値 | 高値 | 安値 |
|---|---|---|---|---|---|
| USD/JPY | 158.146 | +0.231(+0.15%) | 158.624 | 158.746 | 157.38 |
| 金先物(COMEX・ドル建て) | 4030.9 | +90.5(+2.3%) | 3940.8 | 4033.2 | 3928.2 |
外国為替市場のドル円相場は、直近値で158.146となり、前日比+0.231(+0.15%)と小幅に上昇して推移しています。安値157.38から高値158.746のレンジで推移しており、日米の金利差を背景としたドル底固さの意識が下支えとなっている模様です。
一方、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は直近値が4030.9となり、前日比+90.5(+2.3%)と大幅高を示しました。取引時間中には高値4033.2まで買われる場面があり、株式市場の下落に伴うリスクヘッジ需要や、今後の金融政策を巡る不透明感から安全資産とされる金への資金シフトが進んだ可能性があります。
今後の注目ニュース
重要度の目安:●●● 相場全体●●○ 一部の市場●○○ 参考
重要度 高
1. 米10月雇用統計の発表(2026年11月6日 22:30 JST)
11月6日(金)日本時間22:30(現地時間6日 午前8:30)、米国労働省より10月の雇用統計(非農業部門雇用者数、失業率、平均時給)が公表される予定です。
一般的に、雇用者数の伸びや賃金インフレの動向は米国の景気体温を示す重要指標として注目されます。市場予想を大きく上回る強い伸びとなった場合は、長期金利の上昇やドル買い圧力につながる可能性があります。逆に減速を示す結果となった場合は、FRBによる早期利下げ期待が高まり、金利低下やドル売り、株式市場の支援材料として意識されやすくなります。
重要度 高
2. 米10月消費者物価指数(CPI)の発表(2026年11月10日 22:30 JST)
11月10日(火)日本時間22:30(現地時間10日 午前7:30)、米国の10月消費者物価指数(CPI)の発表が予定されています。
インフレ率の伸びが落ち着きを見せるかが最大の焦点となります。CPIの上昇率が市場予想を上回りインフレの高止まりが示された場合、金融締め付けの長期化懸念から株価の重荷となる展開が想定されます。他方で、インフレの鈍化傾向が確認されれば、金利上昇の警戒感が和らぎ、投資家心理の改善に与える影響が大きくなると考えられます。
重要度 中
3. 米10月ISM非製造業景況指数の発表(2026年11月4日 24:00 JST)
今晩11月4日(水)日本時間24:00(現地時間4日 午前10:00)、米サプライマネジメント協会(ISM)による10月の非製造業景況指数(ISM Services PMI)が発表されます。
米国経済の大部分を占めるサービス産業の景況感を示す指標であり、好不況の分岐点とされる50を維持できるかが確認ポイントです。指標が市場予想を上回る結果となれば米国経済のソフトランディング(軟着陸)期待が強まる一方、節目を下回るなど悪化が確認された場合は、景気減速懸念から市場のボラティリティが一時的に高まる可能性があります。