【朝刊】2026-11-04 米国市場まとめ|売買代金TOP5・ドル円・金
今日のポイント
- 株価指数の動きと数値:ナスダック総合指数が前日比+207.699(+0.83%)の25372.01と反発した一方、S&P500は前日比+27.52(+0.36%)の7568.92で着地し、ドル円は直近158.675円(前日比+0.63%)とドル高・円安に振れました。
- 背景と重要性:前日に過熱感から下落した半導体・AI関連銘柄に買い戻しが入った一方、アップルが粗利益率見通しへの懸念などから前日比-1.90%と売られ上値を抑えました。また、米9月JOLTS求人件数の堅調な結果を受けて米金利が上昇し、ドル買いが強まりました。
- 次に確認すべき指標・イベント:本日夜に発表される米10月ADP雇用統計(日本時間11月4日22:15)や米10月ISM非製造業景況指数(日本時間11月5日0:00)、および週末の米10月雇用統計(日本時間11月6日22:30)の結果が金融政策見通しに与える影響が注視されます。
昨夜の米国市場サマリー
昨夜の米国株式市場では、S&P500が前日比+27.52(+0.36%)の7568.92、ナスダック総合指数が前日比+207.699(+0.83%)の25372.01で取引を終了しました。前日に利益確定売りに押されたAI・半導体株を中心に買い直す動きが見られ、ナスダック指数の上昇を牽引しました。ただし、決算内容を受けたアップルの下落が重荷となったほか、米中間選挙の投開票や各種経済指標の発表を控えて神経質な姿勢も意識されています。
米国株 売買代金TOP5
昨夜の米国市場(S&P100構成銘柄)における売買代金上位5銘柄の状況は以下の通りです。
| 順位 | 銘柄 | 株価 | 騰落率 | 売買代金 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | アップル(AAPL) | $331.90 | -1.90% | 約204億ドル |
| 2 | エヌビディア(NVDA) | $206.69 | +2.29% | 約187億ドル |
| 3 | マイクロン・テクノロジー(MU) | $855.10 | +2.58% | 約177億ドル |
| 4 | AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ) | $483.90 | +3.65% | 約155億ドル |
| 5 | オラクル(ORCL) | $126.19 | +5.85% | 約106億ドル |
- アップル(AAPL):決算発表における粗利益率の見通しに対する警戒感などが重荷となり、前日比-1.90%と売買代金首位の中で下落しました。
- エヌビディア(NVDA):前日の下落後、AI半導体需要の底堅さが改めて市場で評価され、前日比+2.29%と反発しました。
- マイクロン・テクノロジー(MU):データセンター向け需要への期待感を背景に半導体セクターに買いが広がり、前日比+2.58%の上昇となりました。
- AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ):決算発表を目前にひかえ、AI関連市場でのシェア拡大への関心が高まり前日比+3.65%と大きく買われました。
- オラクル(ORCL):クラウド事業やAIインフラ投資に対する期待が支えとなり、前日比+5.85%と大幅な上昇を記録しました。
ドル円・金の値動き
ドル円(USD/JPY)は、始値157.853円から一時は高値158.768円まで値を伸ばし、直近では158.675円(前日比+0.998、+0.63%)と上昇しました。米9月JOLTS求人件数が市場予想を上回る水準となったことで米国の労働需要の強さが意識され、米長期金利の上昇とともにドルを買う動きが優勢となりました。
金先物(COMEX・ドル建て)は、始値3890ドルから高値3981.7ドルを付けたものの、終値では3940.2ドル(前日比-29.4、-0.74%)と下落しました。米長期金利の上昇やドル高の進行を受けて利回りを生まない金に対する手じまい売りが先行し、上値を抑える要因になったと考えられます。
今後の注目ニュース
重要度の目安:●●● 相場全体●●○ 一部の市場●○○ 参考
重要度 高
1. 米・10月ISM非製造業景況指数(11月5日 0:00)
米国の経済活動で大きな割合を占めるサービス業の景況感を示す指標です。市場予想と大きく乖離した場合、米国の景気維持やインフレ動向に対する見方が変化し、一般的に金利・為替・株式市場のボラティリティが高まる要因となりやすいと考えられます。
重要度 高
2. 米・10月雇用統計(11月6日 22:30)
非農業部門雇用者数や失業率など、FRB(米連邦準備理事会)の金融政策決定において重視される主要指標です。市場予想よりも強い結果であれば利下げ観測の後退からドル高や金利上昇につながりやすく、弱い結果であれば早期利下げ観測からドル安や株買いに振れやすい傾向があります。
重要度 中
3. ユーロ圏・10月消費者物価指数(HICP速報値)(11月4日 19:00)
ユーロ圏全体のインフレ状況を示す指標で、ECB(欧州中央銀行)の次回政策金利判断に影響を与えます。伸び率の鈍化が示されれば追加利下げへの期待からユーロ安・欧州株高につながりやすく、伸び率の加速は欧州金利の上昇要因として意識される可能性があります。
重要度 中
4. 米・10月ADP雇用統計(11月4日 22:15)
民間市場における雇用者数の推移を示す指標であり、週末の政府雇用統計に向けた手がかりとして注目されます。事前予想からのズレが大きい場合には、短期的なドル相場や株価指数の先物価格に影響を与える可能性があります。